2018/09/07

2018年9月7日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年9月7日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日、主役は米雇用統計ながら、昨日から続くトランプ大統領の話題も引き続きテーマに。

トランプ大統領の毒舌(本心なのでしょうか?)に円相場も翻弄気味。WSJ紙の「Trump Eyes a Japan Trade Fight」のコラムにある日米貿易摩擦を意識した材料に円高へ動き、今日のアジア市場では、日経平均株価の下落もあり一時110.38まで円高が進むも、中国株は底堅く推移し、新興国通貨も堅調で、110.70台まで一時値を戻すも上値は引き続き重そう。本音はそうなのだろうとは推測できるが、米中間選挙、日本の総裁選を前にして波風を立てる必要があるのか? やや疑問。

USDCADは、気になる米カナダNAFTA再交渉は15日、16日と続き、フリーランド・カナダ外相は「合意は依然として可能」というも、話し合いはいまだに決裂中。17日に再開の予定でトランプ大統領は「カナダと公平な貿易協定を結ぶ、新しいNAFTAに加わるだろう」と楽観的な発言に、USDCADはアジア市場の高値1.3166から一時1.3113まで下落。「公平な貿易協定とはなにか?」との疑問は消えないが引き続き前日NY引け値近辺の1.3120台の上値が抑えられている。

EURUSDは、独鉱工業生産が予想外のマイナスで、貿易黒字も予想外に減少し、直後は売りが強まるも、アジア市場では1.1610台をボトムに下げ止まり底堅い展開で、欧州勢の参入に1.1640台まで逆に底値を切り上げている。

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10:30    AUD 7月 住宅ローン許可件数=前月比0.4%(予想-0.1% 前回-1.1%)→ 予想と前回を上回る

14:45    CHF 8月 失業率=季調前2.4%(予想2.4% 前回2.4%)、季調済2.6%(予想2.6% 前回2.6%)

15:00    GER 7月 鉱工業生産=前月比-1.1%(予想0.2% 前回-0.9%)、前年比1.1%(予想2.6% 前回2.5%)→ 予想を大幅に下回りマイナスに直後はEUR売りが強まるも過ぎに値を戻す。

15:00    GER 7月 国際収支:経常収支=153億ユーロ(予想200億ユーロ 前回262億ユーロ、貿易収支=165億ユーロ(予想195億ユーロ 前回218億ユーロ)→ 貿易黒字が予想外に減少しEUR売りが強まるも続かず。

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