2018/09/25

2018年9月25日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年9月25日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日米通商協議、日米首脳会談を直前にしながらも、USDJPYの買い圧力止まらず。トランプ政権は日本に何を要求するのだろうか?

USDJPYは、アジア市場の112.76をボトムに112.98まで上昇。わずか22ポイントの上昇ながら、113円の壁を前にした攻防が続く。黒田日銀総裁は「日米金利差の拡大で他の条件が同じならドル高円安に」と大意はないと思うがあまりにも素直な発言では?

連休明けの日経平均株価は下落からスタートするも前日比+70.33(+0.29%)と小幅上昇。中国株は上海総合が-16.35(-0.58%)と小幅低下。

米国の対中制裁第3弾の発動と、中国の報復制裁発は事前に予想されていたこともあり、為替市場を含め金融市場への影響は今のところ見られない。

アジア市場は前日のポンペオ米国務長官は「米牧師が開放される可能性」との報道の影響が続き、TRY買いが継続し、ZARも連れ高。ただし、買い一巡後には売りへ圧力が強まっており、TRYJPYは18.27→18.57→18.20台と上下に変動。

EURUSDは前日のドラギ発言での上昇から逆に下落へと変化し、今日もアジア市場では前日のNY市場安値1.1744を割り込み下落するも、1.1730~60のレンジで推移。欧州市場に入り、イタリア連立政権が予算案で妥結との報道や、スウェーデン首相の不信任決議案を議会が可決した影響にEURSEKが上昇、新興国通貨高もありEURUSD一時1.1770台へ上昇するも結局は続かず、元の水準に逆戻り。

GBPUSDは1.3100近辺をボトムに下げ止まりやや反発するも、メイ英首相の突っ放す発言には自信をもってGBPロングは作りにくい。今後のブレグジット交渉の動き次第ながら、英保守党と労働党の党大会を意識すれば、積極的に動けない。