2018/09/15

2018年9月15日(土曜)14日の為替相場を振り返ると!

2018年9月15日(土曜)14日の為替相場を振り返ると!

米株は上下変動から小幅上昇、米金利は米10年債3.0%の大台へと上昇し、ドルは全面高! 米小売・ミシガンセンチメントもドル買いをフォローし、対中追関税を求めるトランプ氏発言も「金利上昇=ドル買い」の材料へ。

21:30時  米小売売上高は弱く直後はドル売り→前回分が上方修正され結局はドル買いの評価にドル上昇(含む新興国通貨)

23:00時  ミシガン大学消費者信頼感は強く米株高+米金利上昇にドル買いへ。

25:00時頃、トランプ大統領「2000億ドルの中国製品に追加関税措置を進めるように側近に指示」→米金利は高止まり、米株は一時マイナス圏へと下落、一時USDJPYは112.10→111.87へ下落(後に112円台を回復)、主要通貨ではドル買いの流れが続き、関連性の高いAUDUSDは0.7150台まで下落、USDCNHも一時6.8820台まで上昇。

GBPUSDに限定すると、欧州時間では英労働党は英国のEU離脱に反対を表明(FT紙)に、GBPUSD1.3120台→1.3080へ下落。そして、ラーブ英EU離脱担当相=キーとなる上限は合意に近い→ GBPUSD1.3140台へ上昇と、相変わらずブレグジットネタに上下変動し、強い米小売とミシガンセンチメントを受け下落し、トランプ発言で1.3050台まで続落して終了。

USDJPYは欧州市場までは、日本の3連休前のポジション調整の円買いもあり、短期テクニカルでも上値の思い流れとなっていたが、111.80割れの買い意欲は健在で111.50近辺のドル買いは多い。強い米小売とミシガンセンチメントを受け112.17まで続伸。トランプ発言にリスク回避行動に111.87まで急落するも、米金利の上昇+安定した米株に112円台を回復。

米株は上下しながら結局は前日比小幅な変化にとどまる。ダウ+8.68(+0.03%)、Nasdaq-3.67(-0.05%)、S&P500+0.80(+0.03%)。

米10年債利回りは3.001%と3.0%の大台達成し一時3.004%まで上昇。2年債は2.79%と2.8%直前まで上昇。

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21:30    USD 8月 小売売上高=前月比0.1%(予想0.4% 前回0.5→0.7%)、除く自動車前月比0.3%(予想0.6% 前回0.6→0.9%)→ 予想を下回るも、前回分が上方修正されたことでドル売りから逆にドル買いへと動く

21:30    USD 8月 輸入物価指数=前月比-0.6%(予想-0.2% 前回0.0→-0.1%)、前年比3.7%(予想4.1% 前回4.8→4.9%)→ 予想外にマイナス幅が拡大

22:15    USD 8月 鉱工業生産指数=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.1→0.4%)、設備稼働率=予想78.1%(78.2% 前回78.1→77.9%)→ 鉱工業生産は予想を上回り、設備稼働率は逆に弱く前回分も下方修正へ

23:00    USD 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値=100.8(予想96.6 前回96.2)→ 予想を上回る

23:00    USD 7月 企業在庫=前月比0.6%(予想0.6% 前回0.1%)→予想通りながら前回分から増加へ


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