2018/09/24

2018年9月24日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き

2018年9月24日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き

東京市場が休場、中国市場も休場の中、米中貿易戦争、日米首脳会談・日米通商協議と円に絡む材料も。

予想されていたことながら、週明け9月24日東部午前零時(日本時間24日午後1時)米国は中国製品2000億ドルに対し、10%の追加関税の第3弾を発動。中国は米国製品600億ドルに5~10%の上乗せ課税する報復措置を発表した影響を気にした動きとなっている。

早朝には、週末に米国務省が「中国がロシアから兵器購入したと」して中国共産党中央軍事委員会の装備発展部と部長を制裁対象としたこともあり、中国は米国との通商協議を取りやめたことが材料とされ、AUDUSD+NZDUSDが先週末からギャップを開けて下落してスタート。逆に、リスク回避の円買いにUSDJPYもギャップを開け112.40台からスタート。

欧州株は弱含みで推移。独IFO景況観指数は103.7と予想を上回り前回より若干弱い。原油価格は72ドル台へと上昇、OPEC減産見送りイランでの軍事パレード中のテロ攻撃、原油生産量の減少などを意識している。

USDJPYは112.50割れが相変わらず底堅くドル買い意欲は旺盛。ただし、日米首脳会談・通商協議と続く貿易問題へのリスクも無視できず112.50~80のコアレンジを抜け出すことができるか? 材料待ちへ。

GBPUSDは日本・中国が休場の週明けのアジア市場ということもあり市場参加者は取引を抑え気味で1.3060~90の狭いレンジで推移。欧州勢の参入に買が強まり、1.3130台へと上昇中。ブレグジット交渉の動きが気になり先週金曜日の急落の反動の動きとしか思えず。

EURUSDは日本・中国が休場の週明けのアジア市場ということもあり市場参加者は取引を抑え気味の中、欧州勢は先週末の安値1.1733割れからスタートするも、1.1724をボトムに反発し1.1770台を回復。ただし、本格的な反動となる材料も乏しく米国市場の動き待ち。