2018/09/13

アジア市場の昼過ぎまでの相場をみて思うこと

アジア市場の昼過ぎまでの相場をみて思うこと

さすがの強気のトランプ氏も側近のアドバイスを受けてなのか、対中追加関税で早期結論を出せずにいる。

米中貿易戦争は中国経済へ悪影響と同時に、中国および在上海の米商工会議所調査では中国に進出している米企業も業績の悪化も鮮明に。

昨日は米財務長官が中国に書簡を送り2国間協議で話し合いを提案したことで、「リスク回避+株高+ドル売り」に変化し、今日のアジア市場に引き継がれている。(上海総合が弱いのが気がかり!)

いずれにしても棚上げしている追加関税第3弾の2000億ドルの実施が宙に浮いた状態がどう変化するのか? 日米通商協議も9月21日に再開されその前の思惑に円相場も影響を受けることだろう。

アジア市場のUSDJPYは最近恒例気味で09:00時にUSDJPYが上昇し、仲値に前後に一旦円安のピークを付ける流れが続いている。

今日は10:30時の強い豪雇用統計にAUDUSDが上昇し、AUDJPYが買われた影響もありピークは現時点で10:30時となっているが、実需筋のドル買いの影響と考えやすい。

この、円ベアセンチメントも昨日の海外市場では円ショートの巻き戻しに遭遇と、ちょっとややっこしいが、予想外に底値も限定的。

今日の欧米市場はスーパー・サーズデー。 独CPIから始まり、BOE金融政策委員会、ECB理事会・総裁記者会見、米CPIと、それぞれで相場変動が高いイベントが控えている。
BOEとECBは、何も起こらないことを期待しているが、米CPIは特に注意が必要。前回の強い米雇用統計に米金利が上昇しドル買いへと動いた流れが加速するのか? それとも逆回転するのか? 

残念ながら出てみないとわからない!