2018/09/04

2018年9月4日(火曜)昨日3日、海外市場の動き

2018年9月4日(火曜)昨日3日、海外市場の動き


米国市場はレイバー・デーで休場の週明け月曜日。先物市場では米株は小幅上昇、原油価格は70ドル台を維持。為替市場では、EURUSDが上昇しGBPUSDが下落で結果=EURGBPは0.8%近くの上昇へ。USDCADはNAFTA再交渉を前にトランプ大統領のプレッシャーも強くCAD売り圧力は止まらず一時1.31台へ上昇。新興国通貨は弱くTRY+ARS+ZARは下落。

今日9月4日の注目点は、
10:30    AUD 豪中銀金融政策発表=政策金利1.5%の据え置きを予想
18:30    ZAR 第2四半期 GDP=前期比年率予想 前回-2.2%、前年比予想 前回0.8%
21:15    GBP カーニー英中銀総裁議会証言
23:00    USD 8月 ISM製造業景気指数=予想57.7 前回58.1

EURUSDは+0.14%と小幅上昇。米EU自動車関税の問題は残る中、フィッチはイタリア国債の格付けを据え置き(見通しは引き下げる)、トリア経済・財務省やサルビーニ副首相は財政規律の順守を表明。アジア・欧州市場の1.1590近辺をボトムに、EURGBPの買いも強く1.1680まで上昇し、1.16170近辺で推移。

GBPUSDは-0.64%と下落。ジョンソン前英外相が英政府のブレグジット交渉を批判、与党・保守党議員がメイ首相の離脱計画に反対を表明等々、ブレグジット交渉でネガティブ材料が多く下落幅は比較的大きい。先週8月29日のバルニエEU主席交渉官の「EUを離脱する英国と前例のないパートナーシップを提案の用意」に上昇して付けた高値1.1734をピークに続落傾向が止まらず、結局は29日の上昇スタート地点の1.2860近辺近くとなる1.2855まで下落中。この水準で下げ止まることができるのか?

USDCADは+0.39%上昇と、原油価格が上昇する中でトランプ大統領が5日の米カナダNAFTA再交渉を前に週末に「カナダを新しいNAFTAにとどめる必要はない」とプレッシャーを強め、USDCADは先週末の高値1.3088を上抜け一時1.3103まで上昇。ただし、5日の結果を見るまではわからず!

USDTRYは+1.29%、TRYJPYは-0.87%、USDZAR+1.07%、ZARJPY-1.0%、USDARS+2.58%と新興国通貨安が目立っている。トルコはCPIが予想外に上昇し13日の利上予想にも強さは見られずTRYは下落し、マクリ・アルゼンチン大統領の「省庁数をほぼ半減、輸出業者に対する課税で歳入増加図る」との記者会見を開くもARSは止まらず、ZARも弱さが目立っている。

AUDUSDは+0.32%上昇、豪小売は弱く中国のPMIは予想を下回り弱さが見られアジア市場では直後に一時0.7166まで下落するも欧州市場に入ると0.72台を回復し0.7224まで上昇。