2018/09/26

2018年9月26日(水曜)日米首脳会談と明日未明のFOMCを前にしてどう動くのか?

2018年9月26日(水曜)日米首脳会談と明日未明のFOMCを前にしてどう動くのか?

今回のFOMCは、政策金利0.25%の引き上げは間違いないと思われて相場にほぼ織り込み済みと思われる。逆に市場の注目は金利見通しを示すドットチャートやフォワードガイダンスに傾き、パウエル議長の記者会見待ちの状態と考えたい。

日米閣僚級の貿易協議の2回目も終わり、日米首脳会談が焦点となっている。とはいえ、どうせトランプ氏から自動車や農産物を含め通商交渉で譲歩を要求されることも間違いなく、その内容によっては円相場が上下変動することも間違いない。

USDJPYは午前9時の大口取引開始時刻に無理やり113.027まで持ち上げるもストップロスを付けるまで買い上げることはできず、逆に、FOMCと日米首脳会談を前にして売り圧力が引き続き強いことも証明されている。

テクニカルにはドル売りに傾いており、しばらくUSDJPYの戻り売り圧力が強まる可能性を意識したいが、112.50~70を割り込むことは難しそうでもある。事前に会談内容やパウエル氏の発言内容を知っていれば別だが、二つの重要なリスク要因を抱えてしまってはどちらにしても積極的にポジションを傾けることはできない。

EURUSDは、25日の独連邦議会院内総務選挙で、メルケル首相の相棒で13年にわたりコンビを組んでいたる側近のカウダー氏が敗退。 驚きの事態に一部からはメルケル首相の吸引力の低下が指摘されている。

一方、GBPUSDは、メイ英首相が離脱方針を巡り、国内とEUから強い批判を浴びており、辞任要求に発展する可能性と、現政権の崩壊説まで飛び出す始末。 ブレグジットの行方は結果をみるまでは不明であることは間違いないが、メイ首相の困難は続きそうで、前日のNY市場で1.3200直前まで上昇し底値を切り上げている相場でも、なかなか怖くて積極的にロングをつくるとも躊躇う。