2020/09/12

2020年9月12日(土)昨日11日、海外市場の動き

 2020年9月12日(土)昨日11日、海外市場の動き

週末金曜日、2020年度の米財政赤字が大幅拡大(ただし、金利は低下)、米CPIが若干上昇、英EU通商交渉は難航、ECB関係者はコロナを警戒は変わらず。焦点は15・16日のFOMCで変わらず。

米株は小幅上昇を維持するもハイテクハブは弱く、ダウ+0.48%、Nasdaq−0.60%、S&P+0.05%。米債利回りは軟化し、10年債は0.671%(-0.009)。原油価格37.33ドルと上下しながら+0.08%の小幅上昇へ、金・銀価格は弱く、逆に銅やコーンが上昇し、ブルームバーグ・コモディティインデックスアは+0.09%の上昇へ。

為替相場は、大きな変動は見られないが、GBPを除き、EUR+AUD+NZD+CHF+CADとドルに対して小幅上昇を維持。JPYは大きな変動もなく、クロスではGBPJPYを除き小幅は円売りにとどまっている。

EURUSDは、ビルロワドガロー仏中銀総裁やレーンECB専務理事からEUR高をけん制する発言と、シュナーベルECB専務理事から容認発言など混在するも、EUR高が強まる=インフレ率低下を意識していることは間違いなさそう。1.20が重要なポイントで間違いないが、一日を通じて1.1810~74のレンジで、欧米国市場だけを見ると1.1826~74のレンジ。EUR高を予想しているが市場ではECBの年内の追加緩和期待は強く決め打ちできず、徐々に収れんしながら次の動きを見守ってるようように見える。

USDJPYは、安倍首相辞任の報道劇も終わり総裁選待ちだが相場への影響は考えられず、市場参加者は横を向いている。大枠106.00~50のレンジと言ってしまえば終わりだが、107円台を確り超えられるか、105円をしっかり割り込めるか? これができるまでレンジを決めて米大統領選の思惑や16日のFOMCを意識しながら、短期取引に!

※※※※※※※※※※※※※※※※