2020/09/25

2020年9月25日(金)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年9月25日(金)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


米株は何とか上昇、資源価格も何とか回復、米金利は低迷、為替相場は全体的に小動きでEURUSD、GBPUSDのメイン通貨は小幅上昇するも、AUDUSD、NZDUSDは逆に弱く小幅低下し、リスクヘッジ通貨のJPYとCHFも強さが見られず。


米株はマイナスからスタートし一時上昇幅を拡大するも、結局は元の水準近くに逆戻りし、かろうじて前日比でプラス圏を維持。ダウ+0.20%、Nasdaq+0.37%、S&P+0.3%。


米債利回りは軟化し、10年債は0.664%(-0.011)。原油価格は40.25(+0.80%)と上昇、金・銀価格も上昇し、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+0.14%と上昇。


AUDUSDとNZDUSDは過去数日来続く追加緩和期待の影響が残っており、AUDUSDは戻り売りの流れが続く。AUDUSDは0.7000の壁を意識し0.7016をボトムに何とか下げ止まっている。個人的にはこの水準からあまりショートにしたくない。


GBPUSDは、ナスク英財務相から雇用支援策の縮小が表明され株安となったが予想外に底堅く、1.2690台をボトムに再び1.2700台を回復し一時1.2774まで上昇。相変わらず、EUと英国の離脱協定をめぐる不透明感+英コロナ感染拡大のリスク要因を抱えて戻り売りプレッシャが続くもそろそろポジション的にはショートに傾き過ぎている面も。


USDJPYは、105.20~53のレンジでいつもながら一度水準を決めるとレンジで動けず。104.00をボトムに反発して以降は上昇トレンドを維持し、今は105円をボトムに底堅い動きでこの流れに乗る必要もあるが、中長期的なトレンドは緩やかなドル安を維持。


◎スイス中銀金利据え置きマイナス金利と通貨防衛を継続。ノルウェー中銀は金利据え置きを数年間利上げしないことを示唆、トルコ中銀は通貨防衛もあり2%利上げし、メキシコ中銀は予想通り0.25%利下げ実施。


◎米週間新規失業保険申請件数は増加しコロナ対策も息切れか?米新規住宅販売件数は年換算で14年ぶりの大幅上昇。


◎パウエルFRB議長とムニューシン米財務長官の議会証言では、FRBと財務省の未使用分の経済対策費用の再配分の可能性を示唆し経済回復につながる可能性も。財務長官はペロシ会員議長との会見再開を示唆し、追加経済対策の合意期待も。


◎ユーロ圏の5年先スタート5年物フォワードは1.1482%と2か月振りの低水準で、ECBの緩和期待が強まるが、利下げより追加経済対策の期待感が強い。


◎ナスク英財務相による英雇用支援対策の縮小が嫌気されFTSEは下落。 


◎ベイリーBOE総裁は、低金利がしばらく続く可能性と、マイナス金利の導入は可否や時期は決めていないとある。


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17:00 GER 9月 Ifo業況(総合)指数=93.4(予想93.8 前回92.6)、現況指数=89.2(予想89.5 前回87.9)、期待指数=97.7(予想98.0 前回97.5)→5か月連続で改善


21:30 USD 週間新規失業保険申請件数=87.0万件(予想84.3万件 前回86.0万件)→ 予想超える増加にコロナからの回復に息切れ感


23:00 USD 8月 新築住宅販売件数=前月比4.8%(予想-1.2% 前回13.9→14.7%)、年換算件数=101.1万件(予想89.2万件 前回90.1→96.5万件)→ 年換算は予想を上回り2006年9月以来約14年ぶりの高水準


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