2020/09/02

2020年9月2日(水)16:15時ごろの動き

 2020年9月2日(水)16:15時ごろの動き

昨日の強い米ISM製造業以降からのドル買い戻しの流れはどこまで続くのだろうか? FRBメンバーからハト派意見もあり金曜日の米雇用統計を視野に入れながらのポジションメーキングに。

オアNZ中銀総裁は「為替水準を意識せず」と容認し、追加緩和の可能性も示唆するも、NZDUSDは前日比で小幅上昇を維持。不思議な通貨で溜まり過ぎたAUDNZDロングの調整を継続中なのであろうか?

逆に、AUDUSDは、前日に豪中銀が政策金利を据え置くも、資金供給額を拡大し期間も延期し、追加緩和のリスクも残っている。さらに、中国が対豪追加制裁と懸念材料がある中で、比較的強さを維持していた。ただ今日も、豪第2四半期GDPが前期比-7.0%と過去最大の落ち込みで30年ぶりに景気後退となり、下げ幅は限定的ながら0.7400が目先のトップとなりつつある。

EURUSDは、前日にレーンECB専務理事(チーフエコノミスト)は「EURUSDのレートは重要問題」と発言。1.20を達成したタイミングの発言でEUR高をけん制したと勘繰られても仕方ない。オプション勢は売りへと動き、強い米経済指標も加わり流れが変化し、今日は1.1900を割り込んで推移。200時間MA=1.1858を割り込むと嫌なムードに。

USDJPYは、個人的な期待感は円高なのだが、いままで105円台をボトムに下値トライが失敗したことも現実。安倍首相辞任に揺れながらも、菅新総裁が固いと思われている今現在、結果としれ105~107円のレンジ相場の継続を受け入れなければならないのでは? ただ、EURJPYが崩れてくれると面白いのだが!

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10:30 AUD 第2四半期 GDP=前期比-7.0%(予想-6.0% 前回-0.3%)、前年比-6.3%(予想-5.1% 前回1.4%)→ ビクトリア州での新型コロナウイルス感染再拡大とそれに伴う制限措置などが響き、前期比で-7.09%と過去最大の落ち込みへで、30年ぶりに景気後退入りへ。

15:00 GER 7月 小売売上高=前月比-0.9%(予想0.5% 前回-1.6→-2.0%)、前年比4.2%(予想4.1% 前回5.9→6.0%)

15:00 GBP 8月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比予想0.6% 前回17%、前年比予想2.1% 前回1.5%

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USD 米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁は8月31日=米国で2015年に逮捕・起訴され企業秘密窃取と経済スパイで有罪と認定された中国人教授の張浩被告に禁錮1年6月の量刑を言い渡した。

USD ムニューシン財務長官=下院コロナウイルス対応小委員会で、新型コロナウイルスからの完全回復には追加財政支援策が必要。米国の労働者に迅速な救済を行うこが最も重要。

USD 米国のポンペオ国務長官=米大学内の中国孔子学院について年内の全閉鎖を望むと発言。

EUR レーンECB専務理事=我々は直近数週間のユーロの推移をチェックしている。ECBは為替レートを目標にしていないが、ユーロドルのレートは重要問題。

NZD オアNZ中銀総裁=我々の目標は変更されていない、必要であれば金融政策の追加的なパッケージを準備しており、追加されるツールにはマイナス金利や量的緩和の拡充などを含んでいる。NZドルの水準には興味がない。

CNY 中国政府がモンゴル語での学校教育を制限する方針を示したことに対し、内モンゴル自治区では反発した保護者や生徒による授業ボイコットや抗議活動が広がっている。人権団体が公表した動画で明らかになった。

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