2020/09/01

2020年9月1日(火)23:15時ごろの動き

 2020年9月1日(火)23:15時ごろの動き

9月初日の為替相場は米国市場に入り、強い米ISMにドル売り圧力は弱まる。

欧州市場では独PMIが伸び悩み、英PMIも予想に届かず、EUROSTOXX50が−0.61%と下落。ユーロ圏CPIも前年比-0.2%と弱さが目立っていたが、EUR買いは強く1.2000の大台をトライし、一時1.2010台まで上昇。米国市場に入り、米株はプラス圏を回復、弱い米PMIに高値圏で取引が続いていたが、米ISM製造業が56.0(予想54.5)強く出ると1.1940割れまで下落している。

一方、USDJPYは105.59をボトムに105.50以下の買い圧力は強く大枠105.60~00のレンジで推移。米国市場に入り弱いPMIに若干売りが見られたが米ISMが強くでると、アジア市場の高値106.03を上抜け一時106.10台まで上昇。現状では106円台で推移と、クロスでも円売り圧力が続き円の弱さだけが目立っている。

AUDUSDは、前日に中国が豪ワインに反補助金調査開始、今日も中国が豪州産大麦の輸入を一時停止したと発表。アジア市場の安値0.7368から、豪中銀の金融政策発表を経て、0.7410台を高値に、上昇スタート地点まで逆戻りしている。

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16:55 GER 8月 製造業PMI・改定値=52.2(予想53.0 前回53.0)

16:55 GER 8月 雇用統計:失業率=6.4%(予想6.4% 前回6.4%)、失業者数=前月比-0.9万人(予想-0.2万人、前回-1.8→-1.7万人)

17:00 EUR 8月 製造業PMI・改定値=51.7(予想51.7 前回51.7)

17:30 GBP 8月 製造業PMI・改定値=55.2(予想55.3 前回55.3)

17:30 GBP 7月 BOE住宅ローン承認件数=66,281件(予想54,839人 前回39,902人)→ 予想と前回を上回り住宅市場にミニブームが訪れていることを示した

18:00 EUR 8月 消費者物価指数・HICP速報値=前月比-0.4%(予想-0.1% 前回-0.4%)、前年比-0.2%(予想0.2% 前回0.4%)、コア前年比0.4%(予想0.8% 前回1.2%)

18:00 EUR 7月 失業率=7.9%(予想8.0% 前回7.8→7.7%)

22:45 USD 8月 製造業PMI・改定値=53.1(予想53.6 前回53.6)

23:00 USD 7月 建設支出=前月比0.1%(予想1.1% 前回-0.7%)

23:00 USD 8月 ISM製造業景況指数 景気総合指数=56.0(予想54.5 前回54.2)

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AUD 米フェイスブックは、オーストラリアのメディア企業への記事使用料支払いを巡る豪政府の規制案が法制化された場合、豪国内のニュース発行者や個人がフェイスブックやインスタグラムで国内外のニュースを共有できないようにすると発表した。豪政府は7月、フェイスブックやアルファベッ傘下のグーグルに対し、インターネット上で表示する記事について、ロイヤルティー方式で国内メディアへの料金支払いを義務付ける方針を明らかにし、年内に法制化する考えを示した。

AUD 豪中銀は声明で「不均一で起伏が多い」回復が続いており、「さらなる金融措置が景気回復をどのように支援できるかを引き続き検討していく」と述べた。→ モルガンスタンレーは必要ならば一段と緩和的な政策を用意する示唆したものだと分析。これまでの中銀見解などを踏まえ、さらなる債券買い入れや政策金利の引き下げ、3年物国債の利回り目標の0.1%への引き下げなどを選択肢と考えているだろうと

CNY 中国は1日、豪州産大麦の輸入を一時停止したと発表した。両国間の緊張が一段と高まる恐れがある。中国税関総署(GACC)によると、オーストラリア最大の穀物輸出取扱業者であるCBHグレインが出荷した大麦に害虫が混入していた。これに対しCBHは「中国向けの穀物輸出は衛生面で全ての政府要件を満たしている」とし、害虫混入の疑惑を否定。オーストラリア政府と協力して中国の決定に対応していく姿勢を示した。

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