2020年9月29日(火)16:30時ごろの動き
◎米大統領選の第1回目テレビ討論会と不透明な大統領選リスク。
◎9月月末・四半期末の実需のフローの動き
◎英・EU通商協議の再開と進展期待
◎ECB内のマイナス金利めぐる意見の相違
◎FRBの発言多数、クラリダ副議長、クォールズ副議長発言、ウィリアムズNY連銀総裁。
日経平均株価はマイナスからスタートし23,539.10円と前日とほぼ同水準で終了。上海総合は1~2日の連休を前にして小幅高で推移。欧州株は軟調でSTOXX600は-0.56%下落しダウ先物は-0.2%の下落へ。
米10年債利回りは0.653%(-0.008)と低下。原油価格は40.31ドルと下げ幅を強めており、エネルギー価格は下落する中で、金・銀価格は小幅上昇し、ブルームバーグ・コモディティインデックスは-0.19%と小幅安となっている。
肝心の為替相場は、今日から再開するEU・英の通商協議の進展期待が強く、GBPJPYとGBPUSDの取引が活発に行われており、GBPUSDはアジア市場の早朝に一時1.2882まで上昇するなど、GBP買いにつながっている(その後は値を下げるも、欧州市場に入り再び上昇)。
その動きが、直接的にUSDJPYに関連性は見られないが、GBPJPYの取引は多くなっておりJPY売りに影響を与えており、USDJPYは一時105.70まで上昇とクロスを含めて円は軟調に推移している。
EURUSDは、1.1660台をボトムにGBPUSDの買いの影響もあるのか底堅いが1.6610~83の狭いレンジにとどまっており、GBPUSDやEURGBPを含め月末・四半期末のフィキシング時の波乱要因となっている。もちろんECB内での金利をめぐる対立も将来的に材料視されるだろうが、とりあえず相場への影響は見られず。
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