2020/09/09

2020年9月9日(水)15:40時ごろの動き

 2020年9月9日(水)15:40時ごろの動き

前日NY市場の流れを継承。株安、債券利回り低下、資源価格下落、小幅ながらドル高傾向とクロスでの円高傾向も変わらず。

米テクノロジー株は弱く、コロナウイルスのワクチンで期待された英アストラゼは有害反応が見られ試験を中断。米株安を受け日経平均株価も−1.04%の下落、上海総合も-1.5%近く値を下げている。米債利回りは軟化が止まらず10年債は0.662%(-0.016)へ。資源価格の下げは止まらず、原油価格36.57ドル近くと弱さが目立ち、金・銀価格も下落し、ブルームバーグ・コモディティインデックスは-0.64%と下落。

為替相場は、EURUSD、GBPUSD、USDCADでドル買いの流れは変わらず。一方、AUDUSDは、ウェストパック消費者信頼感指数が前月比18.0%と統計開始以来の高水準となったこともあり、早朝の0.7192をボトムに0.7230まで上昇するも、欧州勢の参入に伴い上値が重くなっている。

USDJPYは、105.83~05の狭いレンジで推移するも、一時前日の安値を割り込む水準からの反発力は弱く、株安の流れ+米金利の低下を意識した円買いの流れが続いている。円クロスでは、GBPJPYの−0.4%近く下げをトップに、緩やかな円高となっている。

GBPUSDは、8日から再開していうる英EUの貿易協定では、EUにプレッシャーをかけたいのかジョンソン英首相がEU離脱協定案の重要部分を無効にしかねない新法案を準備(英法務局長が反対し辞任)、一方、ECBはブレグジットの移行期間終了を控え、ユーロ圏大手銀行に自立てき業務運営を目指すためのアクションウランを求め英国にプレッシャーをかけている。結局のところGBP売り材料にされ、1.30の大台を回復できず一時1.2910台まで値を下げている。

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7:45 NZD 第2四半期 製造業売上高=前期比-11.9%(予想 前回0.0%)、

9:30 AUD 9月 ウェストパック消費者信頼感指数=前月比18.0%(予想 前回-9.5%)、前年比-4.5%(予想 前回)、93.8(予想 前回79.5)→ 統計開始以来の高水準

10:00 NZD 9月 ANZ企業信頼感・速報値=-26.0(予想 前回-41.8)、企業活動見通し=-9.9(予想 前回-17.5%)→ 2月以来の高水準となったがコロナ前の水準には大きく届かず。

10:30 CNY 8月 消費者物価指数=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.6%)、前年比2.4%(予想2.4% 前回2.7%)

10:30 CNY 8月 生産者物価指数=前年比-2.0%(予想-2.0% 前回-2.4%)

14:45 CHF 8月 失業率=3.3%(予想3.3% 前回3.2%)

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