2020/09/06

今週の主な材料(9/7~11日)

 今週の主な材料(9/7~11日)

2か月連続で強かった米雇用統計も終わり、今週(7日)月曜はレーバーデーで米国市場は休場の4営業日。市場の注目は世論調査の変化から米大統領選の混迷と、米中問題に加え、ドル売りの引き金となったFRBの2%の長期平均インフレ目標の導入から続く金融政策の行方で、これは来週15日のFOMCまで持ち越しとなっている。

さて、今週は10日(木)にECB理事会があり、ラガルド総裁の会見、さらに、ECBスタッフのマクロ経済予測を注目したい。政策金利の据え置きが予想される反面、ECBメンバーからインフレ目標達成の遅れを指摘する声や、最近のEUR高を懸念する声も多くありこの点の有無からEURUSD相場が再上昇できるのか、この点も注目したい。

金融政策では、9日にカナダ中銀が金融政策を発表するが、予想では政策金利0.25%の据え置きはほぼ間違いないと思われる。ただ、前回の会合は7月15日ですでに2か月弱を経ていることもあるが、シェンブリ・カナダ中銀副総裁が先月末に「平均インフレ目標は選択肢の1つ」と発言していたおともあり、可能性は低いが何らかの変化を期待したい。

7日(月) 中国貿易収支

8日(火) 日本GDP、ユーロ圏GDP

9日(水) 中国CPI、カナダ金融政策

10日(木) ECB理事会とラガルド総裁会見、ECBスタッフのマクロ経済予測、マックレム・カナダ中銀総裁発言、米新規失業保険申請件数、米PPI

11日(金) 英GDP、米CPI、ユーロ圏財務相会合、非公式ECOFIN会議

詳しい予定は別紙を参照してください。

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