2020/09/16

2020年9月16日(水)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年9月16日(水)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

国内では新内閣の人事をめぐる報道が目立つが、為替相場への影響もなく直ちに大きな変化は期待できないが、将来の予測をめぐりサプライズがないとも限らない16日のFOMC待ち。

為替相場は、EURUSDがアジア市場の1.19台を高値にFOMC前のEURロングの調整なのか? バネッタECB理事から「インフレ率を注視、リスクは下振れ、為替動向を含めあらゆる経済指標を分析」とあったが、米国市場では1.1840まで下落しクロスでもEURJPYは125.77→124.76一時下落するなどEURの弱さが目立つ反面、USDJPYは弱い米鉱工業生産・設備稼働率もあり一時105.30まで下落とクロスを含めJPYは小幅ながら全面高(除くGBPJPY)。

ブレグジットリスクが残GBPUSDは一時1.2926まで上昇後に一時1.2841まで下落し1.2900台まで復活するなど高下しながらも上昇傾向を維持している。ただ、EUは英国のデリバティブ清算機関へのアクセス期限を2022年6月まで延期するなど、英国の合意なきEU離脱のリスクに対応する動きとなっており、GBP安のリスクは変わらず。

AUDUSDはアジア市場で発表となった豪中銀議事要旨でハト派期待が裏切られた反動に、ドル売りをリードし一時上昇した流れを受け米国市場の序盤では弱い米経済指標もあり0.7343まで続伸。EURUSDの急落の流れを受け0.7292まで下落し小幅高で推移。

経済指標で目立っていたのは、中国とユーロ圏の経済指標の強さ、エネルギー価格の反発。米株はNasdaq+S&P500 は上昇するも、ダウは緩やかに下落し前日とほぼ変わらずで終了。

中国の鉱工業生産はコロナ以降の最高値で、小売売上高もコロナ以降初めてプラス圏を回復とは共に予想外に強い。独・ユーロ圏ZEW景況感も共に強く、3月に大幅マイナスになって以降は着実に上昇し高水準を継続。

英雇用統計は賃金が上昇するも失業率は悪化。NY連銀製造業景気指数は大幅に拡大し、輸入物価は予想外に上昇している反面、米鉱工業生産・設備稼働率は共に弱い。

低迷していた原油価格は一時38.57ドルまで上昇し38.47 近くで推移(+3.22%)と強い。ただ、金・銀価格の伸び悩みブルームバーグ・コモディティインデックスは+0.07%の伸びにとどまっている。米債利回りは0.676%(-0.03)と大きな変化は見られず。米株はダウが+0.01%とほぼ横ばいながら、Nasdaq+1.21%、S&P500+0.52%と強い。

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