2020/09/30

2020年9月30日(水)昨日29日 海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年9月30日(水)昨日29日 海外市場の動き(午前5時半ごろ)


米株は小幅軟化、金利も小幅軟化し、コモディティ・インデックスの下げは拡大。ドル売りの流れが強まるもJPYは我が道を行く動きで、クロスではJPYは全面安。


米株はボトムから回復するも前日比で復活できず、ダウ−0.48%、S&P−0.48%、Nasdaq−0.29%。米債利回りは軟化し10年債は0.654%(-0.007)。原油価格は40ドルを割り込み39.19(-3.47%)と弱く、金・銀価格は小幅上昇するも、エネルギー価格全体が弱く、ブルームバーグ・コモディティインデックスは-1.01%と下げ幅を拡大している。


肝心の為替相場は、株安や資源価格の下落にも関わらず、AUD、NZDは強く、EURUSDはメルケル独首相も心配する欧州のコロナ感染再拡大でも景況感の改善や実需の買いもあり、フィキシング近くで1.1740台をつけ、さらに続伸し強さが目立っているが、1.1750台の売りの上値は重くなっている。


GBPUSDはベイリーBOE総裁から「マイナス金利はまだ判断せず」との発言に一時1.2830台→1.2900台まで急伸する動きも見られたが、「マイナス金利は排除せず」ともあり、引き続き英EUの通商協議次第では。再開した通商協議の行方を見守る動きも強く、総じて1.2820台~80台のレンジ内での動きとなっている。


USDJPYは大枠105.50~70のレンジで推移し、上昇が目立っており、クロスでもEURJPY、AUDJPYの上昇が、USDJPYの底値を固くしているが、積極的な取引は見られず。


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◎英経済信頼感(ESI)は91.1と予想を下回り、5か月連続で改善するもそのペースは鈍化 

◎独CPIのマイナス幅は拡大し、HICP前年比−0.4%は過去1年超で最大の下げ。

◎米CB消費者信頼感指数101.8と強く、予想を上回り3月以来の高水準で、上昇幅は過去17年で最大


◎ベイリーBOE総裁は、「マイナス金利活用についてまだ判断を下すには至っていない」とあるも、英EU通商協議次第では?

◎UBS調査では、中央銀行の主要な経済的懸念として、①貿易戦争、②世界的な景気後退と並び、③米国の政治動向に関連するリスクが浮上。通貨のドル保有は減少し、人民元が最も上昇(世の中の自然なながれなのでしょうか?)

◎ペロシ下院議長とムニューシン財務長官とコロナ経済対策(民主党策定2.2兆ドル規模)で50分にわたり協議し、30日にも再協議とのことで、なんらかの合意期待が広まる。ペロシ氏いわく「財務長官とは前向きな話ができた」

◎メルケル独首相は、ベルリンの新型コロナウイルスの状況は深刻で集会の人数を制限し、違反者に罰金を科すと発表。

◎EU英通商協議再開で、タイムズ紙は英と通商合意の法的文書の作成準備ができている。