2020/09/29

2020年9月29日(火)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年9月29日(火)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


米株は難航している米追加経済対策の期待もあり上昇傾向を維持、ダウ+1.51%、S&P+1.61%、Nasdaq+1.87%とIT・ハイテク株も強い。米10年債利回りは0.661%(+0.003)と大きな変化は見られず。


原油価格は終盤にかけ強含み40.58ドル(+0.82%)と小幅上昇、金・原油価格も強く、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+0.43%と上昇へ。


為替相場は、アジア市場では豪中銀の利下げ時期後退期待もありAUD買いがリード(月末を控えAUDシートの巻き戻しだけの可能性も)。欧州市場では英EU通商協議の動きにGBPが、株高の動きにEURと共にドル売りをリード。米国市場ではドル買いも弱まるが、一日を通じて見ればAUDUSD、GBPUSDの上昇が目立っている。


難航している米追加経済対策で、ペロシ下院議長はムニューシン財務長官との交渉より成立できる可能性を示唆(難しいと思いますが)。


英とEUは29日からの通商交渉再開を前にして、シェフチョビッチ欧州委員会副委員長、ゴーブ英内閣府担当相と会談。今後も通商関係の協議から決して撤退しないと表明し、EU離脱協議で何らかの合意を期待する動きにGBP買いが欧州市場で一時強まる。


GBPUSDは、アジア市場で付けた1.2751をボトムに欧州市場では英EU通商交渉の期待感も残り一時1.2929まで急伸。フィキシング時には一時1.2830台まで値を下げ、米国市場では上値は重いも動きは緩慢で1.2830台で推移。


ラガルドECB総裁は議会の公聴会で、「ユーロ高はインフレ率を下押しする見込みで、ユーロの動きを極めて注意深く監視」とあるも、具体的な水準はコメントせず。そして、全ての政策手段を調整する用意があると、緩和の方向も否定せず。


ラムスデンBOE副総裁は、政策金利の下限は0.1%とし、マイナス金利の導入は差し迫らず。テンレイロBOE政策委員からはマイナス金利に含みを持たす発言もあった。最近は理事の中での意見の相違が目立つも、ラガルド総裁は「反対意見が出ることは普通で健全なこと」とかわす。


EURUSDは欧州市場につけた1.1680を高値に、ラガルド総裁発言を意識したのか不明ながら?株高の中で米国市場ではフィキシング時に月末・期末需要なのか一時1.1643まで下落するも、1.1660~70の水準で推移。株高=EUR高の連動性は高いも今日は大きな変化は見られず、引き続き1.16~1.17のレンジ内での動き。


USDJPYはアジア・欧州市場の105.20台をボトムにフィキシング時には105.67まで上昇。米国市場では105.45~55のレンジで動けず。クロスではCADを除きGBPJPY、AUDJPY中心に円売りが強まっている。JPYと同じリスク時に買い傾向が強まるCHFは、USDCHFが0.9243まで下落するなどドル売りの流れが強まっており、積極的なJPY売りも考えにくいのでは?


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