2020/03/11

2020年3月11日(水) 16:15時ごろの動き

2020年3月11日(水) 16:15時ごろの動き

BOEは政策金利を0.5%引き下げ0.25%に決定。次は明日のECB、いずれかBOJの緩和策、そして、月内FRBの追加利下げ待ちなのか? いずれにしても期待感は強い。今日トランプ氏は国内大手行の首脳と新型コロナウイルスの感染拡大について協議する、どのような結論になるのだろうか?

アジア市場では、日経平均株価は続落し-466.61(-2.35%)下落、上海総合も後場から値を下げ-11.345(-0.38%)近くで推移。ダウ先物は米国内の新型コロナウイルスの感染者拡大と非常事態宣言が多発するなど-530(-2.1%)近く下落。米10年債利回りは0.68%と前日の急騰から下げ幅を強めている。

今日の米国では、米国では2月のCPIが発表されるが、この結果を受けて予想外に低下するようなら、FRBの利下げ観測がさらに強まることだろう。

GBPUSDは、アジア市場の早朝につけた1.2865をボトムに緩やかに上昇し、欧州市場の序盤では1.2930台まで上昇していた。緊急のBOE利下げ発表を受けて直後はサプライズに1.2830まで急落するもやや持ち直してはいるが、上値の重い展開が続いている。

USDJPYは、昨日の反動もあるのか、新型コロナウイルスの感染拡大は世界的に止まらず、特に経済に影響を与えやすい米国内での感染拡大の報道が続き、各州で非常事態宣言が発動され、株安(米株先物)の影響を与えている。それもあり日本株、中国株も弱く、債券利回りの低下もあり、リスク回避の円買いが選択され早朝の高値105.60台から一時104.09まで下落と、相変わらずボラティリティの高い状態は変わらず。これをボトムに現時点では104.80近辺まで円安へと動いている。

AUDUSDは、アジア市場は0.6478~18の比較的動きの少ない展開となっており、欧州市場に入っても0.6500台で推移。早朝のウェストパック消費者信頼感は91.9(予想95.5)と弱くでるも、デベル豪中銀副総裁は、「中銀による日々の公開市場操作で金融市場に緊張の兆しは見られていない」とやや動揺を抑える動きも見られた。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トランプ大統領
①11日に国内大手行の首脳と新型コロナウイルスの感染拡大について協議する。

民主党大統領候補選
①全米6州の内バイデン氏がミシガン州を含め4州で勝利を確実に。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

フォンデアライエン欧州委員長
①新型コロナウイルスによって引き起こされる経済危機に対応するために、既存財源から250億ユーロを拠出してEU基金を設立へ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

デベル豪中銀副総裁
①国内の銀行は、新型コロナウイルス流行に起因する金融市場の混乱に対処するのに十分な資本を備えている
②中銀による日々の公開市場操作(オペ)で金融市場に緊張の兆しは見られていない
③国内の銀行間取引金利(BBSW)の政策金利予想値に対するスプレッド(上乗せ幅)が最近拡大したが、水準はなお低いと語った。「(2008年の)世界的な金融危機当時とは全く様相が異なる。

フライデンバーグ豪財務相
①国内大手13行の首脳と会合を開いたが、詳細は明らかにしなかった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※