2020/03/12

2020年3月12日(木)23:00時ごろの動き

2020年3月12日(木)23:00時ごろの動き

トランプ大統領の新型コロナウイルス感染対策に対して発した経済対策の評価は弱く、欧州から米国への入国を向こう30日間全面的に停止する措置を受けて、世界的に株価は急落し、欧州市場では主要国の株価は一時10%近く下落。

ダウ先物は7%超の下げでサーキットブレーカーを発動しダウは急落して取引が開始、前日比で1600ドル近く(-6.9%近く)の下げとなっている。一方の、米債利回りも低下傾向が続き、10年債利回りは0.665%で推移。

肝心の為替相場は、ドルは全面高で、特にAUDUSD、GBPUSDは1.5~2%近くの下げとなっており、リスク回避の動きに弱いながらも円が選好されている。

注目のECB理事会は一部に根強い利下げ期待をよそに政策金の据え置きを決定し、

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ECB理事会
①政策金利0.0%、限界貸出金利0.25%、中銀預金金利-0.5%の据え置きを決定し、量的緩和策を年末まで1200億ユーロに拡大。
②拡大で動揺する欧州経済を支えるため、銀行への資金供給を大幅に拡大すると決めた。売り上げの急減などで資金繰りに窮する企業が増えるとみられるため、低利の資金をより潤沢に供給する。

ECBスタッフ予想
①GDP見通し、2020年1.1→0.8%、2021年1.4→1.3%、2022年1.4%→1.4%
②インフレ見通し、2020年1.1%、2021年1.4%、2022年1.6%と共に据え置きへ。

ラガルドECB総裁記者会見
①原油急落で物価に大幅な下振れリスク。
②信用保証のような政策が必要
③潤沢な水準の金融緩和が必要

ラガルドECB総裁記者会見
①ECBの戦略見直しは現時点で棚上げ
②QEプログラムのあらゆる柔軟性を活用
③ECBの手段が危機には最も効果的

ラガルドECB総裁記者会見
①ECBは新型ウイルス感染拡大を注意深く監視
②必要であれば、あらゆる政策手段を調整する用意

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ペンス副大統領
①新型ウイルス感染の中心地域は欧州に移動した。

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