2020/03/30

2020年3月30日(月)16:30時ごろの動き

2020年3月30日(月)16:30時ごろの動き


週明け月曜日、東京市場は日本の緊急事態宣言のリスクを意識した動きが先行し株価は軟調ながらJPY高への動きは続かず。

為替相場は総じてドル高で、27日にフィッチが英国の格付けを「AA」→「AA-」に格下げした影響もあり、GBPUSDは高値1.2467→1.2320台と下げ幅が目立っている。新型コロナウイルスの流行や緩和的な財政スタンスを受け、財政の大幅な悪化と、EUとの将来的な関係が不透明で景気回復の遅れを懸念してとのこと。

一方、豪州政府は経済対の策第3弾を発表。
新型コロナウイルス対策として1300億豪ドル(約8.6兆円)規模の経済対策だが、AUDUSDは0.6113~0.6185のレンジで動けず。0.6130台で推移と先週NY引けの0.6160台から小幅に値を下げている。

特に動きが大きかったのはZARで、ムーディーズが南ア外貨と自国通貨建て長期発行体格付けをジャンク級に引き下げ、見通しネガティブに引き下げたことをで、USDZARは先週末の17.60台→18.00台まで続伸。ZARJPYも6.1台→5.948まで下落した後は安定した動きとなっている。

一時株安と円高が強まるも、日経平均株価は終盤にかけやや下げ幅を縮め前日比で-304.46(-1.57%)下落へ。USDJPYは一時107.12まで下落するも欧州市場の早朝近くでは108.10台を回復し、前日NY市場の終値を上回る水準へ。

上海総合も前日比-0.9%の下げへ。原油価格(WTI)は下げ幅を拡大し一時20ドルを割り込み20.60台で推移。米10年債利回りは0.678%と前日とほぼ同水準。

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豪州政府(経済対の策第3弾を発表)
①新型コロナウイルス対策として1300億豪ドル(約8.6兆円)規模の経済対策を発表した。賃金補助金の支給で雇用を維持する狙いで、企業は2週間当たり最大1500豪ドルの補助金を受け取ることができる。期間は半年間の予定。

アーダーンNZ首相
①国境閉鎖は有効なワクチンが見つかるまでは継続

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JPモルガン(25日付の投資家レポート)
①第1四半期GDP予想-4%→-10%、第2四半期-14%→-25%へと大幅に下方修正へ。
②ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)が確保できない旅行、映画などの活動だけでなく、経済に占める割合がはるかに大きい、社会的距離が保たれない生産活動にまで広がっている」と指摘。
③失業率は8.5%まで悪化を予想。
④新型コロナ感染拡大の悪影響は今年下半期には和らぐと引き続き見込んでおり、下半期全体のGDP成長率は+6%に転じるとした。

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サウジアラビア
①28日深夜、同国の首都リヤドおよびイエメンとの国境付近の都市ジザンを狙った弾道ミサイルを迎撃した。

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中国人民銀
①7日物リバースレポ金利を予想外に2.4→2.2%に0.2%引き下げ過去5年で最大幅。

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日本政府
政府は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて米国、中国、韓国の全土からの入国を拒否する方針を固めた。欧州は英国を含む約40カ国に対象を広げ、中南米や東南アジアの一部も追加する方向だ。外務省は全世界に不要不急の渡航中止を促す感染症危険情報のレベル2を出す。日本人を含む全ての国からの入国者に対し入国後14日間の待機要請をする調整に入る。