2020/03/28

最新のIMMポジションから(3月28日)ユーロが選好、カナダドルが敬遠。

最新のIMMポジションから(3月28日) ユーロが選好、カナダドルが敬遠。

集計日が3月24日の7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のトータルポジションは、通貨のショートからロングへと大転換となって2週目。トータルポジションはネットで32,813→30,460(-2,353)となったが、かろうじてロングを維持している。

ネットポジションがロングは、円、ユーロ、ポンド、スイスの4通貨で、ショートは、カナダドル、豪ドル、NZドルと、前週に引き継ぎ資源関連通貨でリスク時に売られる傾向が強い通貨の弱さが続いている。

特に目立ったのは、ユーロが選好されたのに反してカナダドルが敬遠され真逆の動きとなっている。ユーロのロングが前週比で前週の+32,495→+61,290(+28,795)と大幅に増加しトータルポジションでは7通貨の中でトップに拡大。一方、カナダドルは-9,623→-29,245(-19,622)ネットショートが拡大し、トータルポジションでも7通貨でワーストを記録。

ECBが、3月12日の理事会で資産買い入れ枠を大幅に増額したが政策金利を0.0%から変えていないが、カナダ中銀は政策金利を、3月4日-0.5%、3月13日-0.5%、3月27日-0.5%と計1.5%引き下げ、0.25%に初めてQEも実施となったことが背景にありそう。

円は、ネットでショートからロングに転換して3週目で、ネットポジションは+32,935→+23,863(-9,072)と前週比では小幅減少しているも、トータルでは何とかロングを維持。

詳しくは別表をご覧下さい。

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