2020/03/07

最新のIMMポジションから(3月7日)

最新のIMMポジションから(3月7日)

前日比では7週間ぶりにネットロングに変化し前週と様変わり!

集計日が3月3日の7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のトータルポジションはネットショート(ドル高思考)でいつもながら変化はありませんが、前週の-184,735コントラクト(ドル換算222億ドル)から-155,438コントラクト(ドル換算で183.5億ドル)へ減少しました。

前週比では7週間ぶりに前週比でネットロングとなり、通貨の買い(ドルの売り)を意味しておりドルに対して信頼感が揺らいでいることを意味しています。

トータルポジションでは、ユーロのショートは減少しているとは言え、NO.1で-86,703、次いで豪ドル-51,953、円-42,324、NZドル-16,957、そして、前週まで続いたネットロングからショートへ変化したスイスは-3.242と続いています。一方、ポンドとカナダドルのロングポジションに変化はありません。

ただし、直近の1週間でリスク回避に円、ユーロ、スイスと2.5~2.9%近く上昇していることを考えれば、これらの通貨のショートは更に減少している可能性が高いと思われます。

前週比で見ると変化の特徴としては、ユーロが+27,318、円が+14,065コントラクトと大幅な買い越しとなり、逆に豪ドルが-8,101コントラクトと売り越しとなったことが目立っています。

豪ドルのトータルポジションではユーロについで、円に変わり売り越し額第2位へ拡大しています。為替市場でもUSDJPYの下落、EURUSDの上昇が目立っています。

百聞は一見に如かず! 詳細は別表をご覧ください。

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