2020/03/31

2020年3月31日(火)昨日30日、海外市場の動き(午前五時半ごろの動き)

2020年3月31日(火)昨日30日、海外市場の動き(午前五時半ごろの動き)

為替相場は、最近多発していた週明け早々のサプライズもなく、AUDを除きドル買いが再燃し、JPYはクロスで上昇が目立つも、相場全体ではコロナ相場疲れなのかいつもの大変動は見られず。

原油価格(WTI)は一時19.27ドルへ下落し20ドル近辺で推移。欧米株はいつも通りに変動幅は大きく、ダウは上昇し+690.70(+3.19%)で終了し、米債利回りは0.599%をボトムに回復し0.7%近くで推移。

為替相場は、GBPUSDはフィッチが英国の格付けを引き下げ、ジョンソン英首相が感染で自己隔離中、さらにEU離脱へのタイミングが問題視されるなどネガティブ材料が多い中で、1.2317~1.2441の予想外の狭いレンジで推移し、先週末比でも小幅な低下にとどまっている。

AUDUSDは、豪政府は経済対策の第3弾を発表するなど積極的な対策を講じる中で、欧米市場では共に0.6112~0.6173のレンジにとどまり、終値近くでも先週末とほぼ同水準で推移しており、ドル高が目立つ中で健闘している。

USDJPYは、東京市場ではネット上で都市封鎖がささやかれる中、USDJPYは107.12をボトムに下げ止まり108.24まで反発。緊急事態宣言の是非が問われる中で、午後8時過ぎの小池都知事の会見が注目され一時107.50まで値を下げるも、具体的規制はなく、108.29まで反発。米国市場では株高の流れが強まるも、107.66~17のレンジを抜け出せず安定。

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JPモルガン・ストラテジストのノーマン氏
①リスク資産の大半は世界経済を覆う今の後退期では底をつけたと。ノーマンド氏はリスク資産の大半は今年第2四半期に上向くと予測する。
②新型コロナの感染率が引き続き「ワイルドカード(不確定要素)」とし、米国や欧州で感染が減速しても感染率は依然として高い
③しかし限定的なリスクを取ることを正当化するだけの根本的かつテクニカルな変化は十分見られた。

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独経済諮問委員会
①今年上半期にリセッションは避けられず、今年は最大-5.4%の可能性も。

英保健当局
①新型コロナウイルスによる1日の死者数は前日の209人→180人増へと減少。

マメルEU委員会報道官
①欧州の経済対策は全加盟国が同意し、かつ迅速に展開可能なものでなければならないとし、共同債の発行を事実上排除

トムセンIMF欧州局長
①新型コロナウイルス対策として、ユーロ圏の財政規律緩和やECB、ESMの支援が欠かせない

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ペロシ米下院議長
①トランプ大統領は国防生産法の権限を最大限活用すべき

米中首脳
①トランプ・プーチン両大統領は電話会談で、原油市場に関する2国間協議を開催へ。

ボスティック・アトランタ連銀総裁
①家計や企業がつなぎ資金を確保できれば、新型コロナウイルスによる公衆衛生危機が終息した時点で米経済は速やかな持ち直しが期待できる
②キャッシュ需要は増加している

SF連銀報告書
①新型コロナウイルスの感染拡大抑制策の導入に加え、感染拡大がもたらしている先行き不透明感の急速な高まりにより、米国の失業は急増し、インフレ率は低下する
②新型ウイルスがいつ、どのように効果的に封じ込められるのか不確定要素が多いため、こうした先行き不透明感の上昇自体で失業率は向こう1年間で1%ポイント上昇し、インフレ率は向こう6カ月で最大2%ポイント低下する可能性があると予測した。

ムニューシン米財務長官
①米経済は「困難な四半期」に直面。
②米ファンダメンタルズは健全で、長期的な視野を持つ投資家にとっては米国に投資する絶好の機会となる

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サウジ
①原油輸出を5月から日量1060万バレルに増加

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国連貿易開発会議(UNCTAD)
①新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、途上国に今年2.5兆ドルの支援策が必要になるとの報告書を発表

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