2020/03/22

今週の主な材料(3月23~27日)

今週の主な材料(3月23~27日)

新型コロナウイルスの感染拡大はどこまで広まるのでしょうか? これが最重要な材料! 
アジアでは公表通りながら中国の感染拡大は終息しつつあり、日本を含め全体敵に落ち着いてきているのではないでしょうか? 一方、特にイタリアやフランスなどのユーロ圏の完全拡大は止まっていませんが、市場ではなぜか米国での感染拡大が今や主テーマになっているように感じられ、FRBの事実上無制限の資金供給が、相場にどのような影響を与えるのでしょうか? 

また、主要通貨の中で過去の安値水準を下回る動きもみられる中、中銀の為替介入はないのでしょうか? デンマーク中銀は通貨クローネの防衛に金利を引き上げており、スイス中銀はいつもの通り通貨介入の可能性を示唆しており、ルメール仏財務相はECBに対して大規模介入(ユーロ防衛)を促しています。

一方、原油価格が過去最低水準に下落する中、米国ではシェールオイルの採算コストを大幅に下回りリグの稼働数が大幅に減少しており、トランプ大統領は「いつ、どのようにして」、ロシア・サウジの石油戦争の終結に向けて動くのでしょうか? 

さて、話を本題に戻しますが、今週の主な材料を地域別に上げてみたいと思います。
米国では重要度から見ると、第4四半期のGDP・確報(3/27)、3月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(3/27)、2月の耐久財受注(3/25)、3月のMarkit PMI・速報値(3/24)、2月の個人所得と消費支出(3/27)、2月の新規住宅販売(3/24)、 1月のFHFA住宅価格指数(3/25)を注視したいと思います。

英国では、2月の消費者物価指数(CPI)、小売物価指数(RPI)、生産者物価指数(PPI)(3/25)、小売売上高(3/25)、3月のMarkit / CIPS PMI・速報値を注目してください。

ユーロ圏では、3月の独、ユーロ圏Markit PMI・速報値、3月のIfo業況総合指数(3/25)、3月のユーロ圏消費者信頼感指数・速報値(3/24)、独GfK消費者信頼感調査(3/26)を注目してください。

アジアでは、日本は3月の東京都区部消費者物価指数(3/27)、NZの貿易収支(3/25)、
中国は第4四半期の経常収支(3/27)を注目してください。

中央銀行では、先週まで突然の緊急利下げや大規模な債券購入のアナウンスが続いていますが、今週は、BOE(3/26)と発表予定は限られており、FRB理事や連銀総裁の発言は見当たりませんが、先週までと同じくサプライズな発表を注意しましょう。

詳しくは別表をご覧ください。

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