2020/03/25

2020年3月25日(水)15:00時ごろの動き

2020年3月25日(水)15:00時ごろの動き

トランプ大統領はイースター(4月12日)までに米経済活動を再開したい、せっかく治療しても経済が悪化したら意味がない」とあり、クオモNY州知事は「健康な人がコロナ抗体をもってなければ仕事に戻れる」など、米政府から終息時期が具体的に飛び出す。

新型コロナウイルスの感染が収束するまえに早くも終息に向けた発言に、FRBの第1弾と第2弾の大規模資金供給に「順風満帆」の株価! 新型コロナ肺炎のリスクは何処へ? どんでん返しがなければいいのだが!

日経平均株価は8%近くの上昇、上海総合も2%近く上昇、米10年債利回りは0.85%と前日から大きな変化は見られず。

肝心の為替相場は、ドル需要の低下や各国の大規模経済対策にドル需要も弱まりドル売りの流れが続いている。これも前日と同じく最安値まで売り込まれていたAUDUSD、NZDUSD、GBPUSDの買い戻しが最近の動きで、対ドルでも上昇傾向にあり、クロスでは相変わらずJPY売りで変わらず。

USDJPYは、昨日のコメントにも書いたが、GPIFが年金資産構成の見直しで、外国債券の比率を15→25ポイントへの引き上げで、運用資産159兆円(2018年度末)で見ると10%の引き上げは15.9兆円増で、将来のJPY売りの材料になる可能性を意識したのか、これがJPY売り(ドル買い)の材料に使われ、逆に期末に向けた本邦筋のリパトリのJPY買いが上値を抑えている。(ただし、日本株の比率は25%で変わらず)

USDJPYは、早朝の111.54を高値に日経平均株価の上昇にも、先物は前日NY引けからは強さは限定的で、USDJPYの買い材料とはならず。米金利も動きは鈍く、クロスでのJPY売りに110.75をボトムに111.50まで値を戻し、結局のところ前日NY引け値と大きな変化は見られず。

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米政府が景気対策で民主党と合意(ホワイトハウス側近)

まこねる米上院院内総務(共和党)景気刺激策についての声明を発表の予定


トランプ米大統領(ブルームバーグ)
①来週の月曜日か火曜日(30日、31日)に新型コロナウイルス感染拡大に対応する詳しい措置を明らかにする予定だと述べた

S&P
①米デルタ航空の債務格付けを「BBBマイナス」から「BB」に引き下げ、ジャンク級(投機的等級)とした

米公的年金、市場混乱で1兆ドル近くの運用損失(ムーディーズ)
①3月20日時点の市場インデックスを基にすると、6月30日までの会計年度の運用損益は、平均でマイナス21%程度になると指摘した。
②運用成績がプラスに転じなければ、未積立債務拡大を食い止めるため、政府は2021年度に年金拠出金を60%近く引き上げるという事態に直面するとした。

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英産業連盟(CBI)調査
①ロナウイルスの感染拡大の影響により、英国の製造業者の将来の見通しが、金融危機以降で最も悲観的になっている。

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ロシア東部(千島列島沖)でマグニチュード7.8の地震

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