2020/03/09

2020年3月9日(月)14:30時頃の動き

2020年3月9日(月)2020年3月9日(月)14:30時頃の動き

嵐が過ぎ去るまでじっと我慢。やるなら通常の1/10のポジションで。ただし、ギャンブルを望みなら当然ながら最高のボラティリティ!。

ブラックマンデーの再来ではないが、週明け月曜日はオセアニア市場から金融市場は急変し大混乱。

オセアニア市場の薄商いの中から始まった急激な円高。気が付いた時には1円近くの円高となる104.10~20近辺で推移していた。ただ、その要因なんなのか?(その後の東京市場では株価の暴落もあり一時101.55まで下落→103.07と、こちらも一時的ながら瞬間値を戻している)

再考してみると新型コロナウイルスの感染拡大がイタリアでは、ミラノ、ベニス、パルマを含む北部地域を隔離。NY州は非常事態宣言を、日本国内でも感染拡大の報道が流れていたことぐらいで、特に過大に意識してはいなかったが。

問題は原油価格の暴落! OPEC・非OPEC協議でロシアが減産合意に応ぜず協議が決裂、3月末以降は各国が自由に産油量を決定することになり、ロシアとサウジアラビアが主導した3年間にわたったOPECプラスの協力体制は終了に。また、サウジが増産へと方向転換したことで原油価格は28ドル台と31%近くの暴落(暴落と言ってもいいだろう)。

指示をしたのはムハンマド皇太子とのことで、一体はなにを目的にしているのだろうか? ムハンマド皇太子はクーデター未遂で3人の王子を拘束もしている。また、話は別だがレバノンは国債返済を延期する初のデフォルトを宣言した。

結果論ではあるが、このような複合する材料が、USDJPYを含めクロスでのJPYショートの切りを薄商いのオセアニア市場で誘発させ、結果的に日経平均株価一時1300円近く下落、上海総合が一時90近く下落。米債利回りも10年債が0.5%台と急落、この水準だけみるとどこの国債利回りなのか、目を疑う状態。

このようなのが材料にリスク回避のJPY高、原油価格=資源価格の下落に資源価格は弱く、資源関連通貨は売り(JPYクロスが主流とおもわれるが)AUD+NZD+CADも売りが目立っている。また、米債利回りの低下も、FRBの追加利下げ期待と合わせJPY高の材料とされている。