2020/03/12

2020年3月12日(木)午前2時半ごろの動き

2020年3月12日(木)午前2時半ごろの動き

米国は英国を除く欧州からの米国への入国を向こう30日間全面的に停止することを発表。経済的なダメージが危惧される中で、トランプ氏の新型コロナウイルス対策+経済支援策を発表。

ただし、市場の期待を裏切る結果に、日経平均株価は一時1000円超の下落と、昨年はじめの安値を更新し一時2年11か月ぶりの安値を更新。

東京市場の後場に入り下げ幅を縮小し前日比-860円近くで推移と弱さが目立つ。為替相場は104.70台→直後103.09まで下落し、日本株の戻りに連動し104円割れまで値を戻し上値は重い。

市場は今日のECB理事会の追加緩和策を織り込み、サプライズがなければ、先のFRBの二の舞、昨日のBOEの三の舞になる可能性も捨てきれず。また、日銀のEFT買いの増額を織り込み、トランプ氏から激しい利下げ圧力を受けるFRBも月内の追加利下げもすでに織り込んでいる感も強い。

株価と債券利回り、そして、為替相場との連動性がやや崩れているかに見える金融市場。アジア市場では米10年債利回りが0.785%と下げ幅を強め、円は全面高で、元の流れにやや戻りつつある。

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米下院民主党
①新型コロナ対策を発表 12日の可決目指す
②一時解雇された労働者向けの失業保険のほか、子供・高齢者向けなどの栄養プログラムの追加予算も盛り込まれている。また、低所得層の妊婦や、コロナウイルスの影響で失業した小さな子供を持つ母親の食費を支援するため5億ドルの予算を計上。貧困層に食料援助を行う「フードバンク」を支援するための予算4億ドルも計上した。

米当局
①国民に外国への渡航再考を勧告

トランプ大統領(新型コロナウイルスに関して、」国民向けの演説)
①欧州(除く英国)からの米国への入国を向こう30日間全面的に停止する
②金融市場が動揺していることを念頭に「これは金融危機ではない。われわれが国家として、そして、世界として共に乗り越えなければならない瞬間にすぎない」
③中小企業向けに低利の融資を提供するため、500億ドル、日本円で5兆2000億円規模の新たな支援策を導入したい

トランプ大統領(ワシントンポスト紙)
①トランプ大統領が今週、景気支援と株式市場の下落抑制に向け、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長に追加措置の実施を求めるよう、ムニューシン財務長官に働き掛けていた
②ホワイトハウス当局者3人と共和党幹部1人の話として、トランプ氏が大統領執務室で9日に行われた会議で「激しい批判」を展開し、FRBの対応を求めた
③トランプ氏は市場の急落を受け、複数の側近に対し、パウエル議長を解任したい意向を示した

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9:00    AUD 3月 消費者インフレ期待=前年比4.0%(予想 前回4.0%)

9:01    GBP 2月 RICS住宅価格指数=29.0%(予想20 前回17→18.0%)

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