2020/03/04

2020年3月4日(水)21:30時ごろの動き


2020年3月4日(水)21:30時ごろの動き

欧州株は下げからスタートするも予想外に強くでたユーロ圏主要国のPMに逆に続伸し、ダウ先物も上昇へ。米10年債利回りもボトムから切り返し0.99%と1.0%直前まで戻すも利回り低下傾向を脱出できず。

為替市場は、米株の動き待ちの中で、JPYは円高傾向を維持するも、アジア早朝の106.85のボトムから一時107.68まで上昇。AUDUSDは強くでた豪GDPから続くAUD買いは止まらず、早朝の0.6577をボトムに欧州市場では一時0.6628まで上昇している。

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エバンズ・シカゴ連銀総裁
①新型ウイルスは予測不可能で、経済にとってより深刻な脅威となる恐れがあるが、半年以内に問題は収束する
②緊急利下げは信頼感の維持に寄与し、衛生上の危機に関連した景気減速を防ぐと同時に、世界的な危機対応でFRBが「チームの一員」として行動する用意があることを示す意図もあった
③緊急利下げに市場がもっとプラスに反応してくれたら良かったが、新型ウイルスを巡る先行き不透明感など、投資家が受け止めるには様々なことがある

メスター・クリーブランド連銀総裁
①新型肺炎の影響を巡る先行き不透明感が続けば需要サイドにも影響を与える可能性がある
②緊急利下げは需要サイドの影響を考慮。
③新型ウイルスの感染拡大に伴う供給ショックがインフレ率の上昇につながる可能性があると警告

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黒田日銀総裁
①新型肺炎の感染拡大、影響の定量的評価は難しいが訪日客は大きく減少、感染拡大が長引けば生産など影響大きくなる可能性を認識

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ECB理事会(複数の関係者)
①3日夜に電話会議を行い、新型コロナウイルスの影響を巡って議論した。ただ、政策措置は議題にならなかった。

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デベル豪中銀総裁
①あと1回の利下げ余地があるが、それ以上はQEを検討する必要も
②新型コロナによるサービス輸出の減少の影響で第1四半期GDPは0.5%低下するだろう
③将来的には財政出動による景気刺激策も金融政策の判断材料に取り入れる

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