2017/02/01

2017年2月1日(水曜)昨日1月31日(午前5時半ごろ)

2017年2月1日(水曜)昨日1月31日(午前5時半ごろ)


月末31日はドル安へ。トランプ大統領と側近の通貨政策の批判+側近のと亀裂。強いユーロ圏経済指標+弱い米経済指標+フィキシングのEUR買い=ドル売りが一時加速へ! 

欧州市場ではナバロ・国家通商会議責任者が「過小評価のEURにドイツは貿易相手国の競争で有利」と中国を抜き世界最大の経常黒字国(2016年予測値)のドイツを批判し(強い経済指標も多く)→ EURUSD主導のドル売りへ。「円安・ドル高は日本の通貨安誘導が原因」と批判し(弱い米経済指標も多く)→ USDJPY主導のドル売りへ。

米シカゴPMIは50.3(予想55.0)と弱く、米シカゴPMIも111.8(予想112.5)と弱い。WSJ紙は「ケリー米国土安全保障省長官とホワイトハウスで亀裂」と報道、トランプ大統領は日本・中国が資金を供給し通貨安を誘導してきた」と批判。2月10日の日米首脳会談がどうなるのか、不安!

米10年債利回りは前日2.488→2.442%近くへ、2年債も1.2122→1.196%近くへ低下。ダウは一時19,784.77ドルまで下落後、下げ幅を縮小し19,840ドル近辺で推移(-130ドル近辺)、S&P+Nasdaqも下げ幅を縮小し小幅下落へ。原油価格(WTI)は一時53.56ドルへ上昇後、52.80ドル近辺ご前日のほぼ同水準近くで推移。

USDJPYは、アジア市場の113.20~30をボトムに、欧州市場は113.90台を高値に114.00のストップやオプション行使の水準を達成でききれず失速。ナバロ(WSJ紙)の報道にEURUSDが急伸しドル売りをリード。クロスでも円買いが再燃し、113.20割れのトライが続いた。

弱い米米シカゴPMI+米シカゴPMIが続き、米株安+米金利の低下。113円を割り込むと大量のストップに一時112.10近辺まで下落(トランプ大統領の円安批判の報道が伝わり)。ロンドンフィキシングの午前1時を過ぎると急速に買い戻しが始まり、113.30台まで約1.1円値を戻すも上値の思わは変わらず。


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トランプ大統領は「円安・ドル高相場は日本の通貨安誘導が原因」。製薬メーカートップとの会合で「中国や日本が何をしてきたか見てみろ? 為替を操作して通貨安をしてきた!」と批判。米国の貿易赤字を懸念し「他国は資金供給と通貨安誘導で有利な立場にある」と批判。

ナバロ・国家通商会議責任者はFT紙のインタビュー=ドイツは過小評価が著しいユーロを利用することで米国やEUの貿易相手国よりも有利な立場を得ている。

WSJ紙=米国土安全保障省(DHS)の人事や一部地域からの入国を禁止する大統領令などをめぐり、ジョン・ケリー長官とホワイトハウスの間に亀裂が生じている。

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