2017/02/06

2017年2月6日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年2月6日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の欧州市場は、ドル高+円高。米株安+米金利は低下。

欧州株は独・仏を含め全面安で、債券価格は下落(利回りは上昇)。特にイタリア、ギリシャの下げ幅は大きく、米10年債利回りは2.42%台へと低下、ダウ先物も-0.24%と軟調に推移。

為替市場は、日経先物の下げ幅も大きく、ドル高+円高へと動き、USDJPYは一時112円まで下落。円はクロスで全面高で、特にCADJPY+EURJPY+AUDJPYの下げ幅大きい。

USDJPYは、トランプ大統領の移民規制に揺れる政権と司法+企業との対立に、リスク回避の通貨として円は買われ、日米貿易不均衡の是正による円高リスクに円ショートの切りが続く。米株先物は弱く、米金利の低下もあり、オプション・ストライクの112円を狙ったのか? 一時112.00円まで下落し、やや反発している。

EURUSDは、フィヨン仏大統領候補が疑惑について記者会見を予定。独製造業受注指数は強かったが、ユーロ買いに動けず。弱い欧州株や金利の低下に1.0700台まで値を下げる。

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GER 12月 製造業受注指数=前月比5.2%(予想0.7% 前回−2.5→−3.6%)、前年比8.1%(予想4.2% 前回3.0→2.0%)→ 下方修正された前月や、予想を大幅に上回る

EUR 2月 センティックス投資家信頼感指数=17.4(予想17.4 前回18.2)

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ドラギECB総裁=デフレ警戒感は消滅し、今後の数年間はインフレ上昇傾向へ。ユーロ圏経済の回復基調は続く。

ドイツ財務省の報道官=IMFがギリシャを支援すると信じているが、手を引けば、現行の支援プログラムは終わる。
→ ドイツはIMFの参画を望むが、IMFの供給している債務の大幅な軽減に反対。

ペスコフ・ロシア大統領報道官=イランは「テロリスト国家」」だと言う、のトランプ米大統領の発言に同意しない。多くの国際問題でモスクワとワシントンの見解が正反対であることは秘密ではない。

仏10年債利回り上昇=仏大統領選の先行き不透明感が強く、約17か月ぶりの高水準で1.14%近くへ上昇。→ フィヨン仏大統領候補が下院議員時代に勤務実態のない夫人に多額の給与を支払っていた疑惑について、記者会見に注目

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