2017/02/08

2017年2月8日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年2月8日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日本金利(10年債利回り)+株(日経平均株価)に敏感な、円相場! それ以外は特に目立った材料は見えず。

日経平均株価は1万9千円台へ上昇して3時を迎え、日本10年債利回りは0.094~0.109%で上下し小幅低下。

USDJPYは、結局は112.00~50のレンジへ。日本
10年債利回りは0.094~0.109%のレンジで引き続き日銀のオペの動向が気になる。日銀の「金融政策決定会合における主な意見」では、短期−0.1%、長期ゼロ程度に維持する日銀の緩和スタンスは変わらず。

仲値の円売り需要に112.50台まで上昇するも壁は厚く、逆に金利や株に連動しだ円の買い戻しに一時112円台まで下落。午後に入ると株高=円売りへと変化し、再び112.50台を目指す動きへ。

EURUSDは、ギリシャの支援の協調性への疑問。イタリア・フランスの政治的思惑は、重要なポイントの1.0700を割り込んでからは、その水準を回復できず。高値は1.0690台で戻り売りの圧力が続く。NZDUSDもアジア市場。昨日の海外市場の安値0.7270~80を試す流れが続いている。この水準は重要。

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スコットランド議会(7日)=①英国によるEU離脱手続きの開始を拒否する議案の採決において、圧倒的多数で可決。②採決は賛成票90反対票は34→ 自治政府のスタージョン首相は、英国のEU離脱交渉でスコットランドの利益を考慮するよう主張。考慮されなければ、スコットランドが独立の是非を問う住民投票の実施も。

スコットランド地元紙(7日)=①メイ氏の側近や与党・保守党はスタージョン氏率いるスコットランド国民党(SNP)の幹部と住民投票の再実施をめぐり協議する方向で準備。

日本1月外貨準備、1兆2315億ドル(前月末比+146億7000万ドル)

5月7日=仏大統領選。

ジョイスNZ財務相=住宅価格に懸念を表明

日本外務省=日米手首脳会談は米国10日の午後で、共同記者会見も。

日銀金融政策決定会合における主な意見(1月31日開催分)=①長期金利目標の引き上げ憶測に対して、日銀は現在の方針を堅持。②米金利が上昇しても、短期−0.1%、長期ゼロ程度に維持すべき。③日々のオペ運用で政策スタンスを示すことはない

トランプ政権の入国禁止令で州・司法省が応酬=①連邦高裁で審議、聴聞は電話会議でネットを通じてライブ配信。②判事らは恐らく週内には判断を示すだろう。③連邦高裁は地裁の出した緊急差し止め命令の是非について、同命令を維持するか撤回するか、あるいは一部を維持するかの判断を下すことになる。④どのような結論が出ようとも、最終的に連邦最高裁に持ち込まれる可能性が高く、係争は数カ月に及ぶ可能性も。

バイトマン独連銀総裁=①低金利の恩恵をドイツ国民は受けている。②ECBの緩和的スタンスを終了するのはまだ先。③ユーロ圏の景気が持続的でかつ大きく上昇すれば、金利は再上昇へ。