2017/02/27

2017年2月27日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き



2017227日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

米債利回りは小幅上昇、ダウは小幅下落からスタート。為替相場はトランプ大統領の米議会上下両院合同本会議演説待ちで、全体的に動きは鈍い。

米耐久財受注の前月比は1.8%と強い反面、除輸送機器やコア資本財受注やコア資本財は予想外のマイナスで弱く、ドル売りの流れが強まる。

EURUSDは、フランス大統領選の決選投票では圧倒的にマクロン氏が極右のルペン氏を圧倒的にリード。ユーロ圏の景況感指数は6年来の高水準を維持。結果としてEURUSDの買い材料となり、弱い米耐久財受注にEURUSD1.0600を超えて買いが強まる。

GBPUSDは、英紙タイムズは英国のEU離脱後に、メイ首相がスコットランド独立の住民投票に合意する可能性を指摘。ポンド売りの流れが強まり、一時0.7190台へと値を下げるも、アジア市場の安値0.7180台を割り込めず、米耐久財受注を受けたドル売りにも戻りは限定的。

USDJPYは、アジア市場の111.90台をボトムに、欧州市場に発停も112.2035の狭いレンジから、一時112.50を試す動きが強まったが、米耐久財受注後のドル売りに再び11.20台へ。


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ユーロ圏の景況感指数は108.0と予想108.1を若干下回るも6年ぶりの高水準。消費者信頼感指数は−6.2%と速報値と変わらず。

米耐久財受注は前月比1.8%と強い反面、除く輸送機器や、コア資本財受注は−0.4%、コア資本財は−0.6%と共に予想外のマイナスで弱い。

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オピニオンウェイ仏大統領選の最新調査=第1回投票、ルペン氏26%、マクロン氏24%、フィヨン氏21%、決選投票は「マクロン氏62%」対「ルペン氏38%」と、圧倒的にマクロンしがリード。

英政府報道官=スコットランドの独立支持派が進めている住民投票の準備で、2度目の投票は、実施できるかではなく、すべきかどうかが問題であり、明らかに答えはノーだ。

英紙タイムズ=メイ英首相はEU離脱後に実施されることを条件に、スコットランド独立の住民投票に合意する可能性がある。

原油価格(WTI)=ロシア減産合意順守の前倒しを指摘原油価格の上昇が強まる。