2017/02/28

2017年2月28日(火曜)昨日27日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

2017年2月28日(火曜)昨日27日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

のトランプ大統領の上下両院合同会議での演説を28日に控えて、インフラ投資拡大期待と米利上げ期待が高まる。

為替市場は、USDJPY+0.52%、USDCAD+0.58%とJPY+CADの弱さが目立ち、EURUSDは+0.28%と上昇。EURJPY+0.85%、AUDJPY+0.64%と、クロスでも円安が目立った。

米耐久財受注は強弱混在ながら弱さが目立ち、ドル売りへと傾斜。米中古住宅販売成約は予想外のマイナスにドル売りへと傾くが、カプラン・ダラス連銀総裁のタカ派発言「近い将来に利上げが必要」、「早めというのは近い将来という意味」発言に、3月と5月利上げ期待が高まり、トランプ大統領の「インフラ投資拡大」期待もあり、ドル売りへと変化。

USDJPYは、欧州では一時112.50を試す動きが続くも、米耐久財受注後からドル売りが強まり、112.10~112.45のレンジから、弱い米中古住宅販売保留件数指数に112円を割り込む。カプラン・ダラス連銀総裁のタカ派発言に3月の米利上げ期待が高まり、トランプ大統領の「インフラ投資拡大」期待もあり、米金利は上昇し米株も底堅く推移し112.50~60のストップを誘発し、一時112.80台まで上昇し高値圏で推移している。

EURUSDは、26日、27日と1.05の大台を維持。アジア市場の1.0550台をボトムに欧州・米国市場の前半までは、EURUSD+EURGBPのショート巻き戻しや、弱い米経済指標を材料に、前日26日の高値1.0618を上回り一時1.0630台へ上昇。カプラン・ダラス連銀総裁のタカ派発言+トランプ大統領の「インフラ投資拡大」に1.0580台までンを下げているが、前日比では強さが目立っている。

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USD 1月 耐久財受注・速報値=前月比1.8%(予想1.7% 前回−0.5→−0.8%)、除輸送機器・前月比−0.2%(予想0.5% 前回0.5→0.9%)、受注航空機を除く非国防資本財=-0.4(予想0.5% 前回0.7→1.1%)、出荷 航空機を除く非国防資本財=−0.6%(予想0.1% 前回1.0→1.6%)

USD 1月 NAR中古住宅販売保留件数指数=前月比−2.8%(予想0.8% 前回1.6→0.8%)、前年比−2.8%(予想0.6% 前回0.3→0.8%)→ 昨年5月以来の低水準で、予想外の悪化にドル売りが一時強まる

USD 2月 ダラス連銀製造業活動指数=24.5(予想19.4 前期22.1)→ 予想を上回る

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カプラン・ダラス連銀総裁=①FRBはインフレ対応で後手に回らないよう、近い将来に利上げする必要がある→ 金利先物市場で3月と5月の利上げ確率が上昇へ。②「早めというのは近い将来という意味」と発言の意図を明確にした。③FRBが今年「数回」利上げしたとしても、金融政策はなお緩和的で景気を刺激。③物価上昇圧力が生じる前に、失業率には一段の低下余地がある。

アトランタ連銀GDPNow=米第1四半期GDP予測値2.4→2.5%へ上方修正。住宅販売統計を反映。

トランプ米大統領=①インフラ投資は大きく拡大、②国防費の「歴史的な拡大」を求める一方、他の支出を減らして国防費の増額分を相殺する考え。→ 予算当局者は国防総予算を540億ドル増額。③税制改革については医療保険のコスト判明までは税制計画は不可能。

メキシコのグアハルド経済相=米国がメキシコからの輸入品に関税を課税する方針を提案すれば、NAFTAの交渉を打ち切る。