2017/02/09

2017年2月9日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年2月9日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

為替相場の変動要因は乏しく、NZDはウィーラー豪中銀総裁のハト派発言で弱く続落、AUDはロウ豪中銀総裁のタカ派発言で続伸、結果、AUDNZDは早朝の1.0510台→1.0610まで上昇、変動幅は大きい。

主要テーマは、日米首脳会談、サンフランシスコの米連邦控訴裁判所の判断と引き続き変わらず。

欧州株は強く、独英10年債利回りは上昇を維持。ダウ先物も強く、米10年債利回りは上昇。

米企業決算は良好=ツイッターは予想を上回り、コカ・コーラは予想と一致。

USDJPYは、日銀の緩和的なスタンスは変わらないとの判断なのか、日本10年債利回りは0.10%を超えるも、円買いは見られず。逆に、早朝の111.70台をボトムに、NZDJPYを除き主要通貨で円は弱く、112.50円を試す動きが続きへ。

ただし、一昨日、昨日と112.50円台を超えることはできず売り圧力は消えず。欧州市場に入ってからは、112.10~50のレンジで推移している。

EURUSDは、潜在的な欧州主要国の政治的なリスクは消えず。3月のドイツG20に向けた思惑が気になるも、先日の仏大統領選の世論調査でマクロン氏がルペン氏を上回り、やや安心感が広まる。1.0670台をボトムに一時1.07台を回復するも、昨日の高値1.0710台を超えられず、ただし、1.0670、1.0640と底値も固く、しばらくレンジ相場へ。

GBPUSDは、1.2500をボトムに、欧州市場に入り、材料は不明ながら過去2日の高値1.2550を超えて1.2580台へと上昇。逆に、先日来の高値1.2550近辺をボトムにし狭いレンジ相場入り。



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ロウ豪中銀総裁=①今後の豪経済は、底堅い成長、資源輸出の拡大、インフレ上昇で楽観的。②2017~18年のGDPは3%程度に上昇。③2016年第3四半期GDPは前期比マイナスで、前年比+1.8%となったが、一時的な要因で第4四半期は妥当な成長へ。④工業部門の投資ブームの衰退で豪経済は一時落ち込んだが、9割は回復。⑤失業率は当面、現行水準にとどまる。⑥豪ドル相場はコモディティ価格に照らし妥当。

独2016年貿易黒字は2530億ユーロと過去最大を記録

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