2017/02/19

今週の主な材料(2月20日~24日)

今週の主な材料(2月20日~24日)


【今週のイベント」

今週は最重要のイベントは少なく、20日(月)が米国とカナダは祝日で株式と債券市場は休場となり、短期のポジション調整が進んだ後のドル相場の変化や、トランプ政権発の材料や行動に振り回されることも材料として考えておかなければなりません。

22日のFOMC議事録は2月1日の発表分で、予想通り金融政策の据え置きを決定し、期待した早期利上げを示唆する発言がなくドル売りに反応したことを思い出します。ただ、その後のイエレンFRB議長の議会証言や他のFOMCメンバーの発言からは早期利上げを求める意見も多く、3月15日のFOMCを前にして利上げの可能性を判断する重要な議事録ともいえるでしょう。

21日の豪中銀議事録では2月7日の発表分で、政策金利1.5%の据え置きを予想通り決定し、市場へのインパクトは皆無の状態でした。その後、ロウ中銀総裁、四半期金融政策報告書では、成長率見通しを引き上げタカ派の内容に、豪ドルが上昇した経緯があり議事録と、22日、24日のロウ豪中銀総裁発言を合わせ注目しています。

米国関係では米債入札による長期金の変化を材料にして為替相場が動くことも、最近ではよく見られます。FRB理事や連銀総裁の発言も、決定的な影響力はあるとは考えにくいのですが、いつもながら、短期的な相場変動の材料に使われており、注意が必要となっています。

2/20(月)米国・カナダ市場は休場
2/21(火)豪中銀議事録公表(2月7日分)、米2年債入札(260億ドル)、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言、 ウィリアムズ・SF連銀総裁講演
2/22(水)ロウ豪中銀総裁講演、FOMC議事録公表(2月1日分)、米5年債(340億ドル)、パウエルFRB理事講演
2/23(木)米7年債(280億ドル)、ロックハート・アトランタ連銀総裁会見
2/24(金)ロウ豪中銀総裁議会証言


【今週の主要な経済指標】

今週は重要な経済指標は少ない週です。その中で注目したいのは英第4四半期GDP速報値で、前年比2.2%と前回と同水準が予想されています。また、カナダCPIは前年比1.3%と前回の1.5%から低下が、コアの前年比も1.3%と前回の1.6%から低下が予想されています。

2/20(月)ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
2/22(水)英第4四半期 GDP・速報値
2/24(金)カナダ消費者物価指数

米国発
2/21(火)総合・製造業・サービス業PMI・速報値
2/22(水)中古住宅販売件数
2/23(木)週間新規失業保険申請件数、シカゴ連銀全米活動指数、FHFA住宅価格指数、
2/24(金)新築住宅販売件数、ミシガン大学消費者信頼感指数

詳しくは、今週の予定表をご覧ください。

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