2018/07/02

2018年7月2日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年7月2日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜、6月は再びドル買いの流れでスタート。メキシコ大統領選で左派のロペスオブラドール氏が勝利。独ではメルケル首相のDUと連立を組むCSU党首・内相のゼーホーファー氏の辞任意向にEUR売りが強い。今週4日が米独立記念日で休日のNY市場では2日、3日と連休を取り休みムードが強いともいわれているが、5日のFOMC議事録、6日の米雇用統計と重大なイベントが週後半に控えていることで為替相場の動きが注目される。

為替相場は、USDJPYは110.50~60が底堅く日銀の大企業製造業・業況判断が予想に届かないが直後の相場の動きは緩慢。仲値に向かって111.00の大台を超え一時111.06まで上昇するも続かず。日本株の下げ幅が急拡大するとドル買いも萎み110.60台近辺と早朝の上昇スタート地点に逆戻り。

EURUSDは、早朝の1.1690近辺を高値にゼーホーファー氏辞任の意向との報道に独連立政権の混乱=EUR売りが続く。EURUSDは1.1630と先週金曜日に米国市場から上昇がスタートした地点へ逆戻り。GBPUSDも1.3209→1.3160台とほぼ同様の動きへ。他の主要国でも、EURUSD、NZDUSD、USDCADでドル買いが目立っている。

日経平均株価は-492.58(-2.21%)と大幅下落、中国株の下げ幅も大きく、アジア全体でも株安の流れとなっている。

メキシコ大統領選は左派のロペスオブラドール氏が当選し「米国との友好的な関係を求め、市民の自由を尊重し財産を没収することはない』と表明。米国との通商問題もスムーズに解決してほしいものである。

先週金曜日「EUサミットで難民・移民問題で合意』との報道に、メルケル独連立政権内の対立解消との思惑にEURUSDは急伸していたが逆に、難民・移民巡り首相と対立。ゼーホーファー氏はキリスト教社会同盟(CSU)の党首と内相を辞任する意向を党の会合で表明。EURUSDの売り要因となっているが、今日の夜に再協議を行うという。

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7:30    AUD 6月 AiG製造業指数=57.4(予想 前回57.5)
8:50    JPY 第2四半期 日銀短観: 大企業製造業・業況判断=21(予想22 前回24)、先行き=21(予想20 前回20)、大企業非製造業・業況判断=24(予想23 前回23)、先行き=21(予想22 前回20)、大企業全産業・設備投資=13.6%(予想9.3% 前回2.3%)

10:45    CNY 6月 財新製造業PMI=51.0(予想51.1 前回51.1)→ 予想を下回る


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【北米】
トランプ大統領=メキシコ次期大統領として、ロペスオブラドール氏に祝意。

メキシコ大統領選で勝利する見通しとなった左派候補のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏=財政規律を保ち、米国との友好的な関係を求めるほか、財産を没収することはないと表明。市民の自由
を尊重すると約束。自らの政権下で「独裁はない」と述べた。
ボルトン米大統領補佐官=北朝鮮の大量破壊景気の大半を1年以来に解体することは可能。北朝鮮が既に戦略的な決断を下し、協力的であれば、われわれは迅速に動くことができる

ポンペオ国務長官=近く北朝鮮と協議を行うとの見通しで、FT紙はポンペオ氏が今週北朝鮮を訪問すると報道。

【欧州】
ゼーホーファー独内相が辞任の意向(1日)=独連立政権の一角を占めるキリスト教社会同盟(CSU)の党首は、CSU党首と内相を辞任する意向を党の会合で表明。難民・移民巡り首相と対立。2日の夜にメルケル首相のDUとCSUが再協議をすると発表。

【アジア・その他】
NZ財務省=経済にモメンタム委低下の兆しがみられる。低調な企業信頼感がGDPの見通しにリスクをもたらす。

中国商務相=中国は市場アクセスを大幅以下以前し、中国は市場アクセスを大幅に拡大し、保護主義に反対

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