2018/07/09

2018年7月9日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年7月9日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

アジア市場の株高に続き、欧州市場に入っても株高傾向を維持し、米国市場に入っても米株も上昇からスタートし株高傾向を維持。米10年債利回りは小幅高。

為替相場はアジア市場に続き欧州市場に入ってもドル売り傾向が続き、主要通貨に対してのドル安と、クロスでの円安傾向がしばらく続いていた。EURUSDは1.1800の大台を前にして1.1790を高値に伸び悩み、GBPUSDはブレグジットに関する白書の発表を前に、前日デービス・ブレグジット担当相の辞任もあり1.3363を高値に伸び悩む。

逆にAUDUSDはアジア市場の0.7429→0.7484まで続伸し上昇傾向を維持し強さが目立ち、USDJPYが110.40~55のレンジで動かないこともあり、AUDJPYはアジア市場の82.00→82.76まで続伸。

チューリッヒの金融関連セミナーでドラギECB総裁は「ECBは辛抱強く継続的に慎重で、2019年夏までは金利を据え置くと予想」とハト派、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は「金利の構造を正常化すべきで、マイナス金利は永続的な政策ではない」と発言。両氏は保護貿易主義のリスクを懸念にドル売りも弱まる。

米国市場に入り、GBPUSDは、前日のデービス・ブレグジット担当相に続き、ブレグジットを巡り強硬派のジョンソン外相の辞任でメイ首相への打撃は避けられず。GBPUSDは1.3350近く→1.3260まで急落。その影響を受けEURUSDも1.1780近辺→1.1750台まで下落。USDJPYも100.70台まで上昇中。