2018/07/24

2018年7月24日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年7月24日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き


7月27日発表の米GDPは市場予想の4.0%前後の予想に反して、強気な5%近く上昇との予想もある。一方、米債利回りは昨日急伸し10年債は昨日2.65%台と久しぶりの高値で推移している。今日の日経平均株価は+113.49(+0.51%)と勢いは鈍いが上昇して終わり、USDJPYは円クロスで円高傾向を何とか維持し、111円台前半で小幅な値動きに収まっている。

USDJPY相場の焦点は二つに分かれているが共に重要な材料でもあり、結果による相場変動を考えれば、どうしても決め打ちができない状態とも言える。

その一つは、トランプ大統領が繰り返した、米利上げけん制とドル高けん制発言でファダメンタルズのドル高が急変する可能性がないとは言い切れない。もう一つは、日銀の政策変更の有無で、基本は現状据え置き以外考えにくいが、YCC柔軟化検討の可能性もあり、こちらも相場変動要因として圧し掛かって。

USDJPYは、これらの材料をとりあえず消化しながら、昨日は110.75をボトムに、今日は111.06をボトムに底値を切り上げていることで円ショートのカバーも一通り終わった可能性も考えられる。

ただ、東京市場のレンジは111.06~111.51の約50ポイントの狭いレンジに収まり、アジア市場の高値は111.51で前日NY市場の高値111.54を超えられず、逆に111.00~05の買いも厚そうでもある。次の一手待ち?