2018/07/07

2018年7月6日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年7月6日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

週末の金曜日、米中貿易戦争に突入にも、織り込み済みなのか欧州株の下げ幅も少なく、米株は逆に小幅上昇。米雇用統計は、失業率は上昇し、雇用者数は増加、平均賃金ほぼ予想通り。カナダの失業率も上昇し、雇用者数は増加。

米10年債利回りは2.813%(-0.021)と軟調で、原油価格(WTI)は73.30ドル近くと小幅上昇へ。

肝心の為替相場は、米雇用統計を受けて、主要通貨、資源関連通貨、新興国通貨と総じてドル売りへと動き、円はUSDJPYで上値は重く110.40割れまで小幅な円高ながら、クロスでは円売り傾向が続いている。

EURUSDは1.1700の大台をボトムに米雇用統計を受け1.1760台へと、6月13日の米FOMCで利上げを決定、14日のECB理事会、トランプ大統領が500億ドル相当の中国製品に追加関税を承認した当時の水準まで上昇しており、1.1850台が上値大きなポイントになっている。

GBPUSDは、メイ首相はブレグジット包括的プラインを政府の白書としてまとめたい意向を示すも反対勢力も強く結果待ちの状態動で値動きは鈍かったが、1.3220台をボトムに米雇用統計を受け1.3280近くまでと、前日の高値1.3275と並ぶ水準へ上昇中。

AUDUSDはアジア市場の0.7370台をボトムに下げ止まり、米中貿易戦争に突入にもかかわらずドル売りの動きが続いた。欧州市場に入ると0.7400台をボトムに米雇用統計を受け10.7440台へと、6月25日の高値水準まで上昇中。

USDCADは、米雇用統計と、カナダの雇用統計+弱いカナダ貿易収支の発表と重なり複雑な値動きへ。米雇用統計直後のドル売りの流れに、1.3130台→1.3080台へ下落するも、カナダ雇用統計+貿易収支の赤字拡大を受け1.3140台まで上昇。そして1.3100近辺で推移。

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21:30    USD 5月 雇用統計: 失業率=4.0%(予想3.8% 前回3.8%)、非農業部門雇用者数=21.3万人(予想19.5万人 前回22.3→24.4万人)、労働参加率=62.9%(予想62.7% 前回62.7%)、平均時給(時間当たり賃金)=26.98ドル(予想 前回26.9ドル)、平均時給=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.3%)、平均時給=前年比2.7%(予想2.9% 前回2.7%)、平均週間労働時間=34.5(予想34.5 前回34.5)

21:30    USD 5月 貿易収支=-431億ドル(予想-437億ドル 前回-462→461億ドル)→ 前回と予想より赤字額は縮小

21:30    CAD 6月 雇用統計: 失業率=6.0%(予想5.8% 前回5.8%)、雇用者数=3.18万人(予想2.4万人 前回-0.75万人)、労働参加率=予想65.3%  前回65.3%、フルタイム雇用者数=0.91万人(予想3万人 前回-3.1万人)、 パートタイム雇用者数=2.27万人(予想-0.1万人 前回2.36万人)、労働参加率=65.5%(予想65.4 前回65.3%)

21:30    CAD 5月 国際商品貿易=-27.7億カナダドル(予想-22億カナダドル 前回-19.0→-18.6億カナダドル)

23:00    CAD 6月 Ivey購買部担当者景況感指数=63.1(予想63.2 前回62.5)

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