2018/07/19

2018年7月19日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年7月19日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

こう毎日暑い日が続くと、太陽が地球に接近しているのではないか疑いたくなるような雰囲気。まさか! それは無い。

今日のアジア市場を含め、こう毎日ドル上昇の動きを見せつけられると、いつ、どのような状況になったら、ドル買いが止まるのか? それともこのままドル買いが続くか? 真剣に考えざるを得ないが、そう簡単なことではない。

為替相場は、世界的な材料により動くので何が本当なのかを判断することは難しく、どうしてもテクニカル面に頼らざるを得ないが実情で、今はドル買いが止むような状況ではないのでは?

米金利の上昇に本邦機関投資家は外債ヘッジコストの上昇にドル買いへと動く可能性。米金利の上昇とドル資金の回収や、貿易摩擦による安全資産のドル需要、米経済の長期安定、資金の米国回帰、等々と巷のマスコミやエコノミストが主張しているが本当のところは不透明。ただし、パウエルFRB議長が言うように「米国は他の主要国に比べ抜きんでて良好」は間違いなさそう。

アジア市場では、AUDUSDが、強い豪雇用統計0.7400→0.7441へジャンプアップするもドル高の流れに続かず下落へ。欧州市場に入り早朝の安値0.7394を割り込み売り圧力が続いている。

USDJPYは、昨日から続くドルロング一掃の動きに弱気なテクニカルポイントを狙い112.65まで無理やり下落するも、ドル全面高の流れにドル売りも続かず。欧州市場に入ると112.96まで上昇するも113円の壁を意識しているのか? 上値を積極的にトライする動きも見られず。

GBPUSDは、続落。昨日の海外市場の安値1.3010台を狙っているのか? ブルームバーグの記事では、「英国が合意が成立しないでEU離脱を迫られる事態になれば、通貨ポンドは大きな打撃を受ける」とある。ハードブレグジットのリスクを気にしてなのか、GBPUSDは最大8%下落する可能性が指摘されている。その影響もあるのかは不明ながら、最近の英国の政局混迷からはそのリスクを意識していることもあるのかGBPUSD売り圧力は強い。


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8:50    JPY 6月 通関ベース貿易収支=7214億円(予想5342億円 前回-5783億円)、季調済=662億円(予想1550億円 前回-2968億円)→ 黒字額は予想を上回る。2018年上期(1―6月)の貿易収支は6,067億円の黒字で、半期ベースでは5期連続の黒字だった

10:30    AUD 6月 雇用統計:失業率=5.4%(予想5.4% 前回5.4%)、雇用者数=前月比5.09万人(予想1.65万人 前回1.2万人)、 労働参加率=65.7%(予想65.5% 前回65.5%)、正規雇用者数=41,200人(予想 前回-20,600人)、パートタイム雇用者数=9,700人(予想 前回32,600人)→ 雇用者数は昨年11月来の高水準で予想外に増加、労働参加率も予想を上回り、正規雇用者数も大幅増加に、直後AUDUSDは急伸

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