2018/07/03

2018年7月3日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年7月3日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

明日4日の米独立記念日を前に市場参加者は予想外に少ないのか動きは緩慢。

人民元の急落にUSDCNHは0.6700と介入想定水準を超える人民元安で昨年8月の水準へと逆戻り。これを契機に前日の再来なのか午前10時の仲値近くでは111円の大台を上回り111.13まで上昇するも、引き続きドル売り・円買いの圧力は強く株安もありクロスでの円買いが強まると110.70台まで下落。上海総合指数が下げから上昇へと転じ前日終値とほぼ同水準に値を戻すと欧州市場の序盤には111円台を回復。

豪中銀は予想通り政策金利1.5%の据え置きを決め、国内のインフレ率と賃金の伸びの弱さと米貿易政策が世界経済に与えるリスクを指摘するも、直後の為替変動は限定的。AUDUSDは、USDCNHの急伸の影響に本日の安値0.7314まで下落するも、大枠で0.7330~50の狭いレンジで推移。午後2時過ぎごろから上海総合指数が急速に値を戻し0.7350を上回ると買いが加速し0.7380台へと上昇。

日経平均株価は、安値から値を戻しながらも、前日の米株高にも関わらず強さは見られず前日比-26.39(-0.12%)下落。新興国株の下げ幅は大きく、年初来の安値を更新。

今日の海外市場の注目材料は、トランプ大統領の発言はいつもならが重要で、米製造業新規受注や耐久財受注も要注意。

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10:30    AUD 5月 住宅建設許可=前月比-3.2%(予想1.0% 前回-5.0%)、前年比3.1%(予想9.9% 前回1.9%)→ 予想外に弱い数字に直後はAUD売りが強まる

13:30    AUD 7月 豪中銀金融政策発表=政策金利1.5%の据え置きを決定、予想通り

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【アジア・その他】
人民元安へ、USDCNH0.6700台へ急伸し、に介入想定水準を超える人民元安値。昨年8月の水準へ逆戻り。午前10時の仲値近辺でUSDJPYは111.10円台へ上昇、EURUSD1.1620台へ下落、

中国人民銀行=最近のUSDCNH相場を監視し、緊密に為替市場の動向を見つめる。外為市場の最近の変動はドル高や外部の不透明性が背景。

豪中銀=政策金利1.5%の据え置きを決定、予想通り

豪中銀声明=世界経済は引き続き拡大している。多くの先進国・地域がトレンドを上回って成長しているほか、失業率が低水準となっている。世界の見通しに関する不透明感の1つは、米国の国際通商政策の方向性から生じている。主としてその国特有の理由から、新興市場数カ国も圧力を受けている。金融状況は引き続き緩和的だが、一部の国では徐々にその度合いが減っている。経済成長は2018年と2019年に平均で3%を若干上回る見通しだ。豪ドルはやや下落したが、依然として過去2年間のレンジの範囲内にとどまっている。

豪中銀声明=賃金の伸びは依然弱い。こうした状況はしばらく続く可能性が高い。ただ、経済成長によって賃金の伸びはいずれ幾分押し上げられるだろう。賃金の伸びは最低の水準は脱したようだ。一部において技術不足の報告が増加している。インフレ率は当面、低い水準で推移する可能性が高い。ただ、経済の加速に伴い、インフレ率は徐々に上昇するとみられる。CPI上昇率が2018年に2%を若干上回るというのが中銀の中心的な予想だ。

人民元の急落にUSDCNHは0.6700と介入想定水準を超える人民元安で昨年8月の水準へと逆戻り

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