2018/07/04

2018年7月4日(水曜)アジア・欧州市場序盤

2018年7月4日(水曜)アジア・欧州市場序盤

7月4日の米独立記念日の休日、5日、6日と連休の市場参加者も見られる中、7月5日のFOMC議事録、6日の米雇用統計の2大相場変動イベントと、貿易問題で対立する米中間で制裁・報復関税の発動を止められるのか? 英緊急閣僚会議と重要なイベントを前に、何が飛び出すか予測不能なトランプ大統領の発言も気になり方向性は不透明。

日経平均株価はボトムから回復し小幅な下落で前日比-68.50(-0.31%)で終了、上海総合は1%近い下落でと2年4か月ぶりの低水準に続落、するも人民元高へと動き、他のアジア諸国の株価は強弱混在。

最近の相場変動の材料にされている中国株と人民元相場。巷では6日の米中制裁・報復関税を巡り対立模様が強まる中で、中国は意図的に緩和的政策で人民元安誘導をしているのでは? との疑問が流れている。真贋は不明ながら「然もあらん」と思いたくなる動きとなっていることは事実。

今日の為替相場は、過去2日のパターンと違い上値トライは見当たらず、中国株安にも人民元は上昇しリスク選好の動きにつながっている。

AUDUSDは、早朝の強い豪AiGサービス業指数に続き、豪小売売上高は予想を上回り、強い中国財新総合PMIに一時0.7424まで上昇から、0.7395~10の狭いレンジで推移している。

USDJPYは、早朝の110.60台を高値に日本株安に前日の安値を割り込みストップの売りを誘発し110.28まで下落。一時110.49まで値を戻すも過去2日間の上値トライの反動なのか上値の重い展開が続いている。

EURUSDは、欧州市場の独、ユーロ圏のPMIと意識しながらも、米独立記念日の休日で後のない市場を意識してか小幅な上昇傾向にあるも特に積極的に動くような材料は見当たらず。

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7:30    AUD 6月 AiGサービス業指数=63(予想 前回59.0)→ 前回を上回る

10:30    AUD 5月 貿易収支=8.27億豪ドル(予想12億豪ドル 前回9.77億豪ドル)→ 予想と前回を下回る

10:30    AUD 5月 小売売上高=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.4%)

10:45    CNY 6月 財新総合PMI=53.0(予想 前回52.3)、サービス業PMI=53.9(予想52.7 前回52.9)→ 予想と前回を大幅に上回る

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