2018/07/20

2018年7月20日(金曜)アジア・欧州市場の動き

2018年7月20日(金曜)アジア・欧州市場の動き


週末金曜日。アジア市場は小幅なドル売りの流れを維持しているが、アジア市場の流れはいつもながら本筋なのか、違うのかよくわからない。

テクニカルベースではドル高の流れに変化は見られないが、昨日のトランプ・サプライズ(本心は不明?)の「FRBの利上げ批判」+「人民元が安すぎると批判(間接的にドル高相場を批判)」は、ホワイトハウスは否定するもどこまで為替相場に影響を与えるのだろうか?

昨日来の米株と米債利回りを見ていると、米株は確りしており、米債利回りは10年、2年とも下げ幅は小幅にとどまりあまり影響がないか(誰も信じていないのかも?)、今日の海外市場で米債の動きが気になる。

仮に低下するようであれば、為替相場(特に円も円高として)も影響を受けることになるが、中国株は強く人民元(USDCNH)は6.8360台の直近高値を更新し0.6780台まで一時上昇するも先日終値とほぼ同水準まで値を下げている。

USDJPYは、目先は安値を更新して上値は重いが、112.20台をボトムに上げ止まり、中長期的な流れはドル買いで変わっていない。後は、米債の動きを気にしながら市場参加者がドル高けん制発言の真意を見極める動きへ。アジア市場は大枠112.20~60のレンジで取引され、日経平均株価が弱含みの中、相変わらず狭いレンジにとどまり方向性定まらず。下値のポイントは111.80、112.00、112.20とあり、111.80を割り込むと流れの変化も。

EURUSDは、ブレグジットを巡り政局の混迷がGBPUSDの売り圧力となり、EURGBPは買いが強く上昇が続く反面、IMF報告にもありように英ハードブレグジットがEU経済に与える影響も甚大で、GBP売りの影響がEURUSDの上値も重くしている。6月29日以降では1.1600割れで終わったことがなく1.1600割れでクローズすることになれば弱気なムードが高まる可能性も。