2018/07/09

2018年7月9日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年7月9日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

どこまで本気で拡大するのかは不明ながら、鳴り物入りで6日に突入した米中貿易戦争・擬きの動き。そして、EU離脱を巡るメイ政権内での対立。 6日はメイ首相のソフトブレグジット方針の受け入れが決まり、今日9日にEU離脱に関する白書を発表する予定の中で、EU離脱強硬派の英デービスEU離脱担当相と副大臣が辞任。GBP売りが強まるかと思えば逆に、GBP高へと動く為替相場。

何が本当で何が相場変動要因としてとらえるのか不透明な週明けのアジア市場は、ドル売り+円売り傾向で、日経平均株価はもちろんのこと、中国株は強くUSDCNHは-0.5%と人民元高に動き、新興国株は総じて底堅く推移。株高+米債利回りは上昇+ドル売+円売りと今のところの、流れはリスク選好のパターン。

ただし、英国の政局混迷の可能性や、米国の通商問題について海外市場で何が飛び出すかわからず不安。既に終わって入るが、プラートECB専務理事講演、そして、これからのブロードベントBOE政策委員発言、ドラギECB総裁発言、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言を注目したい。

USDJPYは、動かず。110.35~53の狭いレンジで推移。EURUSDはアジア市場で1.1744→1.1779まで上昇するも、早出の欧州勢の売りに1.1750台へと下落。GBPUSDは、ブレグジットに関する白書を期待してなのか、ギャップを開けGBP買いからスタートし一時1.3327まで上昇するも、欧州勢の参入に上値も抑えられ気味。

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8:50    JPY 5月 国際収支: 経常収支=1兆938億円(予想1兆2660億円 前回1兆8451億円)、季調済・経常収支=1兆8500億円(予想1兆1848億円 前回1兆8855億円)、貿易収支=-3039億円(予想-4831億円 前回5738億円)

15:00    GER 5月 国際収支: 経常収支=126億ユーロ(予想198億ユーロ 前回227億ユーロ)、貿易収支=203億ユーロ(予想195億ユーロ 前回204→194億ユーロ)

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