2018/10/14

今週の為替相場を考える(10月15~19日)

今週の為替相場を考える(10月15~19日)

今週の主な材料で記載しているが、今週は株価の変動や米金利の動きと共に、ユーロ圏・英国では政治的な重要な日程が重なっており、GBPとEUR発の材料に相場が動く可能性も意識。

【USDJPY】
株価の急落で円売り撤退中! テクニカルでは円売り圧力が続くも円売りの再開は、米中為替操作国の認定の有無の結果と株価のボトムアウト待ち。

Daily、  112円割れを二日間割り込みながらもなんとか112円台で終了。逆に112.50超を超えることはできず、円先安期待の押し目買と円ショートポジションと株価を懸念した売りに挟まれている戸惑い相場で、112.60~80を超えるとボトムアウト感が強まり113.40を上抜けするとコンファーム。
Weekly、昨年11月上旬の114.70台を前週に試し114.50台まで上昇するも失敗するも上昇トレンドは変わらず。112円割れをボトムに下げ止まることができるか? 110.40~50を割り込むと相場の変化へ。

【EURUSD】
1.1500割れをボトムに再び1.1600台まで上昇するも失敗。イタリア予算案を危惧した動きなのか? ならば15日以降の政治的な動き次第。
Daily、1.1500割れでようやくボトム感が見られたが続かず。1.1525~1.1625のレンジを抜け出した方向へ動きやすい。
Weekly、1.1625越えが確認できるまでは積極的なEUR買も難しい。時間の経過とともに底固めできるか、消極的な押し目買を継続中。

【GBPUSD】
英国とEU首脳との最終決着を前にしてボトム感が強まるも先週末に急落へ。ただし、上昇傾向を維持しており次の反発の有無は17日~18日のEU首脳会議の結果待ち。
Daily、1.29台、1.30台、1.31台と底固めしながらも続かず、1.3080~1.3250のレンジに入りやすく、1.3050を割り込むと短期ストップが入りやすい。
Weekly、引き続き1.3000の大台ではボトム感は変わらないが、1.3300の大台の重さが感じられる。この水準を上抜けするまでは上値の買いも慎重になりやすい。

【AUDUSD】
米中貿易戦争の終わりはあるのか? 11月4日の米中間選挙は後3週間! 米豪10年債利回りの拡大傾向も収まり人民元上昇による連れ高期待は消えず。G20で米中首脳会議を前にして何等かのAUD買の動きを期待したくなるが?

Daily、ダウントレンドは変わらないが、USDCNHの反発もあり5日間にわたり下げ止まった0.7050でボトム感が強いく.7150を超えるか?
Weekly、ダウントレンドから変化は見られないが、2週連続し下げ止まった0.7030台を意識へ。

【TRYJPY】
ようやく米福音派の米牧師ブランソン氏はトルコから解放された。米中間選挙前のキャンペーンの一環とは思えるも、米トルコ間でのど元に刺さった棘の一つが解消さ資金がトルコに戻る材料に。ただ、この報道は先週11日(木曜)に流れていたこともあり、すでに織り込み済みで次の材料待ちへ。気がかりなのは金利大幅上昇による経済への悪影響。
Daily、目先は買われ過ぎ感も残るがが、上昇傾向が続き18.40~60でボトム感が強まり10月16日の高値19.269を意識。
Weekly、15.40台から続く上昇トレンドは変わらず。Dailyと同じく8月16日以降上値を抑えられている19.20~50の水準を意識。


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主要通貨の前週との変化の動き(別途、チャートをご覧ください)

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