2018/10/26

2018年10月26日(金曜)25日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2018年10月26日(金曜)25日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

株価連動の為替相場で変わらず! 米株高+米金利上昇+原油高=ドル高へ。

欧州市場は、日本株安=円高を見越した円ショートの買い戻しが続く中、ノルウェー中銀+トルコ中銀は予想通り金利変更せずTRY買が続く。ECBも予想通り金利を据え置き、フォワードガイダンスも変わらず、ドラギ総裁の記者会見はサプライズもなく過ぎ、イタリア予算案とブレグジット問題も大きな変化も見られず、EURUSDは1.1433でピークアウト。

米国市場に入り、米経済指標も予想より強く、前日比で上昇からスタートした米株は続伸し大幅高に、リスク回避で選好された円売りが強まり、英債利回りの下落にGBPUSDの売りが強まると、EURUSDも続落し共に安値を更新し続落。

ダウは+401.13(+1.63%)、Nasdaq+209.94(+2.95%)、S&P500 +49.47(+1.86%)と続伸。米10年債利回りは3.123%と上昇、2年債も2.859%へ上昇。原油価格も67.05ドルへ上昇。

USDJPYは、日本株安を受けた円買いの流れも続かず。アジア市場の111.82をボトムに欧米市場にかけて続伸。米国市場に入り強い米株と金利上昇に一時112.67まで続伸するも、株と金利の上げ幅が弱まると112.30台まで値を下げている。

GBPUSDは、続落傾向止まらず。アジア・欧州市場は大枠1.2380~20の狭いレンジで推移。米国市場に入り要因は確認できないものの、英債利回りが急落する中、一部報道で「ブレグジット協議はメイ英首相のチームで合意できず保留となっている」とあり1.2809まで続落。終盤にかけては一時1.2796を1.2800の大台を割り込む局面も見られたが何とか1.2800を維持した動きとなっている。

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21:30    USD 週間新規失業保険申請件数=21.5万件予想21.3万件 前回21.0万件

21:30    USD 9月 耐久財受注・速報値=前月比0.8%(予想-1.5% 前回4.4→4.6%)、除く輸送・前月比0.1%(予想0.3% 前回0.0→0.3%)、

21:30    USD 9月 卸売在庫・速報値=前月比0.3%(予想 前回1.0→0.9%)

23:00    USD 9月 中古住宅販売成約指数=前月比0.5%(予想-0.1% 前回-1.8→-1.9%)、

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【北米】
米中間選挙=テキサスとネバダ州で共和党候補がリードし民主党との支持率差を拡大。

米国土安全省=中米ホンジュラスやグアテマラなどから米国への移住を目指す数千人の集団が北上を続けている問題を巡り、米軍に対しメキシコとの国境沿いに実戦部隊を展開するよう要請

クラリダFRB副議長=2019年に入って物価が安定したままなら、想定以上の利上げには反対する。

【欧州】
ドラギECB総裁記者会見=ここ最近の経済指標は予測よりも弱かった。 経済指標は広範な成長を確認。 刺激策の延長に関する議論はまったくなかった。経済成長へのリスクはほぼ均衡している。インフレは上昇も依然として低水準 インフレは年末にかけて上昇する見込み。労働市場のタイト化が進展 ECBがインフレへの自信を疑う理由はない。BREXIT、貿易問題、イタリア情勢がリスク ただ、見通しを変更するには至らず。

ECB理事会=政策金利0.0%の据え置きを決定、予想通り。成長見通しが悪化したと認める一方、景気の下支えを目的とした2.6兆ユーロ規模の量的緩和(QE)は予定通り年内に終了する方針を確認。来年の夏場以降の利上げにも引き続き含みを残す。QEに伴う保有債の償還資金再投資について、現行規則の緩和を検討。

ビルロワドガロー・仏中銀総裁=ユーロ圏の失業率低下と賃金上昇を受け、ECBはインフレが目標に向けた軌道に乗っていることに自信を深めている。

メイ首相の演説=会合に出席した議員らは首相を歓呼の声で迎えるなどして忠誠を示したため、首相の交代論がしぼむ可能性もある。

一部報道=ブレグジット協議はメイ英首相のチームで合意できず保留となっている。

マッタレッラ・イタリア大統領=トリア財務相の辞任を阻止し、同相はEUが拒否した予算案の中で年金に関する部分を調整できないか検討中。

ディマイオ・イタリア副首相=2019年の財政赤字、目標GDP比2.4%を変更すべきでない。

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