2018/10/24

2018年10月24日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年10月24日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

相変わらず株価に左右される動きは変わらず。

日経平均株価は一時のマイナスから抜け出し+80.40(+0.37%)小幅上昇へ。中国株は前日の急落から小幅ながら上昇し、上海総合は+0.2%近くの上昇となっている。前日に急落した原油価格は66.50台と小幅回復するも強さは感じられず。

今日の海外市場では、16:30時にスウェーデン中銀、23:00時にカナダ中銀の金融政策が発表される。スウェーデン中銀は政策金利据え置きで間違いないと思われるが、カナダ中銀は0.25%の利上げ予想は主流ながら、先週末の弱いCPIと小売があっただけに、100%信じ切ることもできず。どっちに転んでもUSDCAD+CADJPYの相場変動は大きくなると思えてならない。

今に始まったことではないが、トランプ大統領はパウエルFRB議長を批判。経済が好調なのは自分のおかげで、FRBが最大のリスクと批判。トランプ氏はいったい何を考えているのか不明ながら、大統領の発言でFRBが金融政策を変更するとは考えられず。

ただ、昨日のFRB公定歩合議事録では、2地区連銀が公定歩合の据え置きを求めていた。公定歩合とFF金利は連動する傾向がり、今回公表された議事要旨から9月前半時点ではすべてのメンバーが利上げ支持していなかった可能性が高いと思われる。

USDJPYは、相変わらず株価連動型の相場展開で、株安の流れに一時112.32まで下落するも、株価は持ち直し中国株が底堅く推移すると、112.65まで円売りが進もこれが限界。株価は引け間際に上昇力が弱まり中国株も強さはみられず112.50を割り込む動きへ。

EURUSDとGBPUSDはいつもながらアジア市場では動きは緩慢。これからの欧州市場でどのように変化するのか? イタリアの予算案での対立、ブレグジット交渉での対立の、欧州+英国発の材料に変化することは避けられず。

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