2018/10/30

2018年10月30日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年10月30日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は上昇からスタートするもマイナス圏で推移、米株は上昇からスタート。米10年債利回りは3.1%台へ上昇。ユーロ圏ではGDPが弱まり景況感も停滞しCPIが上昇。米S&Pケースシラー住宅価格は前年比5.49%と予想・前回を下回る。

USDJPYは、株価連動型の相場は今のところ変わらず、中国株高に続伸し一時112.98まで上昇。米国市場に入り、S&Pケースシラー住宅価格(20都市)が予想外に弱くドル売りへと傾くも、米株高の流れに高値圏で推移。

EURUSDは、イタリア予算案で歩み寄り見られず、独メルケル首相の党首選辞退、経済指標も弱くEURUSD売りに一時1.1346まで続落、米国市場に入り反発気味。イタリアのサルビーニ副首相、コンテ首相は財政赤字の目標値を変えず。メルケル独首相がCDU党首を辞任することに対して、独・EUの政治的なリスクが気になる。

独失業率は5.1%で横ばい、失業者数は-1.1万人と減少幅は予想を下回るも就業者数は過去最高。ユーロ圏GDPは前年比1.7%と予想と前回を下回り、独CPIは前年比2.5%(HICP前年比2.4%)と予想・前回を上回る。また、ユーロ圏の影響感指数は総じて弱く、経済信頼感は109.8と10か月連続で低下し予想・前回を下回り売り材料に。

GBPUSDは、ブレグジット交渉で英国・EUとの合意はまだ見られず。英CBI流通業動向調査は5と前回23から大幅低下にGBPUSDは安値1.2729まで下落し、米国市場に入って反発するも買い戻しも今のところ限定的。

AUDUSD続伸。中国株は、株価対策なのか、証券当局が市場の流動性を増強する方針を示し、上海総合が前日比1.02%上昇。トランプ大統領から「対中貿易を巡り素晴らしい取」を見込んでいる」との前日の発言もあり、AUDUSDは上昇し米国市場に入ると0.71の大台をブレークし0.71台で推移中。

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