2018/10/26

2018年10月26日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年10月26日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

日本・東南アジア・中国・欧州と続く株安と連動した円相場。

NY市場は-1%弱の下落からスタート。米10年債利回りは一時3.07%台まで低下、原油価格も一時66.20ドルまで低下し共にやや持ち直すも、こちらも米株と連動型。

注目の米GDPは前期比3.5%(予想3.3% 前回4.2%)、個人消費も4.0%(予想3.3% 前回3.8%)と共に前回よりスローダウンするも、予想より強くそれなりにドル買いとなるも、コアは逆に弱く小幅な変動にとどまる。

市場の注目は米株の動きで、ダウ先物は弱含みで推移していたが、現物株は200ドル超の下落からスタートに現時点ではややリスクオフの動きで、USDJPYは111.87~20のレンジ相場ながら上値は相変わらず重い。111.80、111.60の過去のボトムがキープできるか?

AUDUSD+NZDUSDは安値の近くで、USDCADは高値近くで張り付いたまま。EURUSD+GBPUSDは欧州市場での下落も一服し、逆に米GDP後からやや反発の動きで、EURUSDはECB専門家予測調査では、インフレ見通しは1.7%と前回と変わらず、成長は2018年2.2→2.0%、2019年1.9→1.8%に下方修正とネガティブ材料に。ブレグジット関連の材料は聞こえてこないが、GBPUSDはニスコビシ欧州委員が「イタリアのEUルールからの逸脱は前代未聞で、イタリアの国民は自らの債務を支払うべき」と手厳しい。今後のイタリアの財政赤字の対GDP比率がどうなるかがテーマで変わらず。

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