2018/10/28

今週の主な材料(10月29~11月2日)

今週の主な材料(10月29~11月2日)

今週から欧州市場は冬時間に突入し、11月がスタートします。今週も為替相場は米国発の材料として11月6日の米中間選挙を材料とした変動と米中を主に貿易戦争の潜在的なリスクとなっています。

それ以外での、ユーロではイタリア予算の財政赤字GDP比をめぐりイタリアと欧州委員会との対立のリスク、ポンドではいつもながらブレグジット交渉をめぐるぬぐい切れないハードブレグジットのリスク、日本では世界的な株安によるリスク回避の円高へのリスクなど、個別の材料による相場変動を考える必要がります。

【経済指標】からは、月末・月初で多くの経済指標が集中する中で、成長、雇用、市消費信頼感、インフレ関係の経済指標がいつもながら重要となってきます。特に成長とインフレの伸びがやや低下気味の米国発では11月1日の米雇用統計がメインイベントとなっています。
10/29(月)米個人所得、個人支出
10/30(火)仏GDP、独雇用統計、ユーロ圏GDP、ユーロ圏各種信頼感指数、独CPI、英CB消費者信頼感指数
10/31(水)豪CPI、ユーロ圏CPI、米ADP雇用統計、カナダGDP、米シカゴPMI、
11/1(木) 中国PMI、米新規失業保険申請件数、米非農業部門労働生産性・単位労働コスト、米ISM製造業景気指数、米建設支出
11/2(金) 豪小売売上高、ユーロ圏製造業PMI、米雇用統計、米貿易収支、カナダ雇用統計、カナダ貿易収支、米製造業新規受注。

【金融政策】からは、日銀とBOEが金融政策を発表します。日銀はもちろん誰も0.0-0.1%の政策金利を含め政策変更を期待していませんが、先週末に複数の日銀当局者(関係者)の発言として「長期金利の上限は0.2%超を容認」との報道もあったことで、ややタカ派になる可能性も気になります。BOEは政策金利0.75%の据え置きを9対ゼロで、資産買い入れ枠4,350億ポンド、社債買い入れ枠100億ポンドの据え置きで間違いないと思われます。ブレグジット交渉がバックストップ問題などで合意できない中で、カーニーBOE総裁からどのような説明があるのでしょうか? 予想外のタカ派なのか、それともハト派はなのでしょうか?
10/31(水)日銀金融政策決定会合
11/1(木) BOE金融政策委員会

詳細は別表をご覧ください

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